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2016年12月26日 (月)

3193 格差社会

現代程格差が問題になっている時代は、無かったかも知れません。確かに、封建時代は支配階級と被支配階級があって、格差は存在しました。とは言いながら、同じ階級の中では、殆ど均質であったと想像しています。支配階級にしても、富の集中とは言っても、精々領地内の年貢の範囲内だったでしょうから、知れていると言っても良い程度でしょう。

然るに、現代の格差のオンパレードです。経済格差は言うに及ばず、地域格差、交通インフラ格差、学歴格差、更に国際的にも資源(有無)格差、武力格差、人種格差(差別)、宗教格差(差別)、日照(気象)格差、水資源格差、貿易収支格差、通信インフラ格差、食糧自給格差などなど、枚挙に暇がない程です。それらの格差の結果、地上には貧困禍が溢れ、その中から生まれたテロが蔓延し、その結果信じられない程の避難民が溢れる事に繋がったのでしょう。全ては、各種各様な格差の為せるワザだと言えるでしょう。

しかし、一方ではその格差の助長を進める政党の支持率が下がらなかったりもするのです。格差を助長する事になる賭博や都市への集中を加速する五輪や万博の誘致に至っては何をかいわんやでしょう。誘致をしたところで、所詮一時のお祭り騒ぎが起こるだけで、「祭りの後」の虚脱感の反動を想像するだけで憂鬱にさえなるのです。

この方向に、後戻りは無いのでしょうか。確かに、これを反省したり、好ましくはないと言う「掛け声」はあります。マスコミの特集で取り上げられる機会も増えてはいます。いくつかの提言も聞きましたが、どうにも決定打に欠ける様ではあります。やはり、ここは社会の方向を「左寄り」に修正するしか無さそうなのです。この国でも、かつて左寄りの政党が強い時代もありました。瞬間的には、政権の座に座った事さえあったのですから。しかし、ゾンビの様な右寄り政党が戦後一貫してこの国を右寄りに引っ張ってきたのでした。最近でも若者がこの傾向に嫌気がさして少し騒いだ事もありましたが、かつての勢い、例えば安保闘争時の様な勢いは当然ありません。若者の人口に占める割合(パワー)が、60年代の数分の一になっているのですから仕方がありません。どうにもこうにも、結局は右寄りで人口の大きな多数派を占める我々以上の世代が、世の中から居なくならない限り、大きな揺り戻しは期待できないのかも知れません。

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