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2017年1月 6日 (金)

3198 幸福論

最近、いくつかの幸福論が発表されて話題を集めている様です。3197で言及した書もその一つですが、書籍に限らずTV等のメディアでも同様の傾向だと言えそうです。その様な幸福論が取りざたされる事態は、裏返せば私たちがかつてない程の混迷の時代に置かれているとも言えるのでしょう。物質的には、例えば戦後の特に貧しい時代が存在しなかったと仮定しても、この国の歴史上でも最も豊かな時代に生きていると言うのに、です。

その意味で言えば、人間の幸福感と言うものは、ある程度までは物質的豊かさに比例するのでしょうが、それがあるレベルで充足されてしまえば、むしろ両者は(物質的充足と幸福度)は、上下に乖離してしまうのでないか、と疑われるのです。その理由は、多分人間の幸福感がそれほど単純なものではない、と想像されるからです。物欲や金銭欲などというものは、多分充足されればされる程逆に強まってしまう種類の欲望なのでしょう。それは、薬物やギャンブルなどの「依存症」にも通ずるもので、いわば人間の性(サガ)とでも考えるべきなのでしょう。

そうではなくて、物欲や金銭欲を最低限のレベルで「辛抱」し、幸福感を「精神的なもの」に求めていく選択肢を取るならば、私たちの幸福度は今より高い水準で実現できるのではないか、と投稿者は考えるのです。精神的満足による幸福感などと言うものは、髙いレベルで充足されたとしても、中毒になる心配は薄いのでしょうし、かつより高い満足度を追求したとしても、それはさながら「修行者」や「求道者」の様に、自分の内なるものに向かって行くだけなので、誰にも迷惑を掛けないでしょうし、地球環境に余分な負荷を掛ける必要もないのです。寒い時期に寒修行でもすれば、暖房エネルギーの節約にはなるのでしょうし、暑い時期に積極的に汗をかけば、発汗能力も高いまま維持できるのでしょうから、むしろ自分にとっても「健康維持」と言う幸福も手に入るでしょう。節制・節約しながら日々健康に暮らしていく事は、人間にとっての究極の幸福に違いない、と思う今日この頃です。

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