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2017年1月12日 (木)

3204 地域おこし

この言葉ほど曖昧で分かりにくい言葉を知りません。そもそも地域などというものは、改めて「興さなくとも」古の頃から厳然として存在する場所だからです。興すのは地域ではなく、キャッチフレーズとするなら、例えば産業の興隆だったり、結果としての雇用増加だったり、あるいはズバリ人口減少への歯止めだったり、といった「主語」を明確にしないと正しい意味が見いだせないのです。

しかし、行政側が主語を理解しているとも思えないのは、予算を付ければそれで、何か地域が動き出すとでも思っているフシが見え隠れしているのです。地方行政では、その予算の範囲内で行政組織を再編したり、少人数の何とかおこし隊を組織したりはするのですが、では何の具体策を打ち出したかと突っ込むと、中身はやれ農産物の6次産業化だとか、産業の高度化などと銘打って、無理やり航空宇宙産業への参入を推奨したり、観光産業を勧奨するだけなのです。6次産業などと口走るためには、先ずは市場調査を行った上で、何を誰がどのくらい生産し、どの様に市場にアクセスするかと言った、明確なビジネスプランが必要なのでしょう。航空宇宙産業にしても、不便な交通アクセスや関連産業の未発達をカバーするだけの、どの様な魅力を打ち出すか、と言う戦略無しには、地方でその様な産業が成功するとも思えません。結局、いわゆる現在の「地域おこし」政策は、予算措置だけありきで、既存の枠組みに捉われた、「中身の無い」ものだと断ずるしかないのです。既存の市場に打って出る戦略では、結局はどこかに歪を作らざるを得ないのです。

そうではなくて、全く新たな市場を作る出す様な「アイデア」が必要なのです。その過程で、地域の資源、原材料や気候風土や人材を有効に活用できるのが真の新たな「地場産業」になり得るのです。言わゆる伝統産業などと呼ばれる産業も、先人が何時の頃か「新産業」として導入したものが、気候風土に馴染んで定着したものの筈なのです。このブログでも再々書いている様に、冬は雪に閉じ込められるこの北国にも、種々の資源が埋もれているのです。不足しているのは予算ではなく「アイデア」だけなのです。

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