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2017年1月16日 (月)

3207 是々非々

これは好きな言葉の一つでもあります。是は是、非は非として前に進んでいくのは、人生であれ、国のマツリゴトであれ理想だと思うからです。しかしながら、これは実行上はなかなかに難しい行動規範でもあります。何故なら、国や社会的背景によって特に人によって、是と非の判断基準が大きく異なるからです。従って、言葉で「是々非々」の判断で進めると言えば、何事もスンナリと前に行けそうなのですが、実際上はそうは問屋が卸さないでしょう。

ましてや、企業運営や国のマツリゴトで言えば、一つ一つのビジネス判断や、政策毎に是々非々の判断基準がバラバラでしょうから、仕方がなく企業内や政局に「派閥」などが出来て、離合集散を繰り返す事にもなるのでしょう。マツリゴトの分野で言えば、経済政策では合意が出来ても、税制や憲法問題や外交など別分野では合意できないという、バラバラ政局がこの国の日常なのです。とは言いながら、その様な状態では、企業も国もやがては立ち行かなくなる事は必定です。最悪の場合は、一つの判断や投票結果を巡って、企業や国が真っ二つになることだって起こり得る訳です。近くは、E国でのEU脱退問題やB国の大統領選挙結果を巡ってのシコリなどが思い浮かびます。

そうではなくて、これらの是々非々の境界を巡るバトルに決着をつけるには、私たちはやはり上手い「合意形成の手法」を編み出す必要があると思うのです。是と非の境界は、多くの場合は損得が絡んでいるのですが、結局はある人の得は、別の人の損の上で達成できる事が多いので、どこまで行っても、人間の完全平等が保証されない限りにおいては、万人が納得できる合意形成は無理だと言うしかないでしょう。投稿者が考える、数少ない方法の一つは、得をする人たちを「将来世代」と決めて、是々非々を議論するアプローチです。自分たちの子孫が得をするのであれば、余程の「亡者」でもない限り賛成は出来るでしょう。その際、損をするのは現世代全体でなければなりません。そうでなければ、やはり現世代間での不平等問題が浮上するからです。現世代が、果たしてご先祖様たちの様に我慢強く、かつ子孫想いに徹する事ができるかどうか、確かにそれは「大問題」ではある訳ですが・・・。

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