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2017年1月24日 (火)

3214 負荷=進歩

更に続きです。人間の能力を高めるには「適当な負荷」を掛けておく必要があるでしょう。筋肉についてみても、それを太くするのはウェイトトレーニングに勝る方法はきっと見つからないでしょう。一本の筋繊維を太くするには負荷を掛ける必要があるでしょうし、もっと負荷を掛けて筋繊維の一部を切る程度の負荷を掛ければ、回復過程でより強くて太いものに置き換わる訳です。マッスルマンは、これに加えて筋を増強するためのプロテインやサプリをモリモリと口にするのです。

他方、脳についても同様の事が言えるでしょう。歳を取ってもボケない様にするには、やはり適当な頭の体操を必要とするでしょう。つまりは、記憶する訓練と、それを出力する訓練、あるいは新たなアイデアを生み出すなどのトレーニングです。もちろん、机上のトレーニングだけでなく、細かい手仕事や芸術作品や工作なども立派な「脳トレ」であり、頭の体操と同様の効果が期待できるでしょう。32113213に書いたAIからの文脈で言えば、私たちの能力・脳力への負荷を減ずる目的であるならば、全くのNGだと言うしかありません。

そうではなくて、AIは、私たちの致命的なエラーをカバーするか、あるいは単調で過大な負荷を減ずるためなどに絞って用いる必要があると思うのです。さもないと、AIに過度に頼るかも知れないこれからの世代は、数世代後には無能集団になる可能性すらあるでしょう。つまり、スイッチを押すか、コンピュータに声で命ずるか「しか」出来ない種類の人間が出来上がってしまうのです。硬いモノを噛まなくなった結果、細く華奢になってしまった現代の若者の顎の「退化」を目にするたびに、人間の能力減退や器質的な退化は、結構早いスピードで進みそうな、悪い予感もするのです。さて、高齢者の仲間入りをしたので、能力を上げるのは難しいかも知れませんが、低下を食い止めるトレーニングでも続けるとしましょうか。

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