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2017年1月27日 (金)

3217 〇〇を止める

絡まった乱麻を解きほぐすには、取り敢えずは今以上問題を拡大させないことが肝要でしょう。事態の悪化に、いわゆる「ブレーキ」を掛けるのです。例えば、貧困の連鎖と格差の拡大という太い乱麻を考えてみましょう。格差が生まれるのは、ある社会システムの中で、上手く立ち回れる人と、そうでない人とが存在することが発端でしょう。当然の事ながら、地球の資源やそれをお金という一つの価値に換算した「富」は有限ですので、ある人の取り分が多いということは、他の誰かの取り分が減っている(減らされている)ことを意味します。資源を持つ、例えば中東の王族や、富や情報を握る世界の1%が、富の大部分を掌握し、他方では何十億もの飢えた人々が存在することになるのです。

昔共産主義というユートピアが夢見られた時代がありました。しかし、そのユートピアが実現できたことは歴史上ついぞ無かったのです。それは、その様な仕組みの中で、力を持つもの(支配階級)と一般大衆(被支配階級)に分かれてしまい、その中で結局格差が生じてしまう事が避けられなかったからで、これは残念ながら学問や理論だけでは人が絡む社会の仕組みは上手く機能させ得ない、ということの証左でしょうか。何の欲もない無い学者が社会のリーダーになれば、ある程度は上手い仕掛けも実現できるのでしょうが、実際には社会の権力を掌握したがる、政治家や軍人がしゃしゃり出てくる訳です。途上国では、パワーによる椅子取りゲームで、常に政情が混乱するのは、そういった理由でしょう。

さて、ここでの提案ですが、私たち一般大衆にできる事はと言えば、精々「何かを止める」ことぐらいでしょうか。例えば、石油を使うのを止めて、アラブの王族をこれ以上裕福にさせるのを阻止するとか、あるいは小麦食(パンやパスタや麵)を控えて、穀物メジャーのパワーを減ずるとか、或いはたまには夜9時に寝て、電気を消す時間を長くしてみるだとか、さらに言えば1時間早起きして、5㎞を歩いて通勤して、車やバスを使うのを止めてみるとか、富める人たちをさらに富ませることに抵抗してみるのです。つまり、今自分が払ったお金が、回りまわって最後は誰の手に渡るのかをじっくり考えてお金を使う必要があると思うのです。もしそれが、一部のお金持ちだった場合には、そこで思いとどまりブレーキを踏むという行動を続ける訳です。それを、すべての持たざる者たちが行えば、格差の拡大にもブレーキが掛かる筈なのです。続きます。

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