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2017年1月30日 (月)

3220 雪のないアラスカに想う

雪のないアラスカの海岸でシロクマがションボリとうなだれる写真が、ネットで注目を浴びている様です。この時期雪がなく、しかも海が凍結していない北極海沿岸では、流氷に乗って息継ぎの浮上するアザラシなどを狙う狩りを行うシロクマにとっては、まさに死活問題に直結するでしょう。日本などの中緯度地域に多少積雪が多いからと言って必ずしも北極の気温が十分に下がっているとは言えないでしょう。その証拠に、冬将軍(寒波)が来たからと言って、それが長続きする訳でもなく、すぐに将軍が息切れしてしまう事でも容易に想像できるでしょう。

かつて、北極海沿岸はマイナス60℃以下に下がるのが普通でしたが、現在は下がってもマイナス40℃ほどまでしか下がらない様なのです。寒気がマイナス40℃もあれば、暖かい日本海の水蒸気を使って、日本に大雪をもたらすには十分かも知れませんが、北極海を氷結させるには全く不十分なのです。D.Tランプがなんと詭弁を弄して言い張ろうとも、これが温暖化の影響でなくて、一体何だというのでしょうか。

ネットで公開された写真を見て、何も感じない人に何を言っても無理かも知れませんが、シロクマが暖冬に耐えなければならないのであれば、温暖化の元凶となっている我々人間は、夏の暑さや冬の寒さに耐えて、温暖化効果ガスを減らす努力をしなければならないでしょう。その方法に関しては、このブログでも縷々書き連ねては来ましたが、何は無くともまずは地下から掘り出す石油や天然ガスや石炭などの量を減らす必要があるでしょう、化石燃料は、堀り出した分に比例して、確実にCO2量を増やすことにつながるからです。CO2により加速された温暖化は、凍土地帯の地下に氷結されていた、未分解の有機物の夏場の融解によって分解され、メタンを発生させて、さらに温暖化を加速させるという「悪循環」を引き起こすのです。

さらに恐ろしいのは、海洋に溜め込まれていると推定されている「ミッシングシンク」と呼ばれる多量のCO2が、海洋温度の上昇によって大気中に放出されるという別の悪循環です。まさに、悪循環の自乗です。必要な行動は、一に省エネ、二に再エネ、三四が無くて五に我慢でしょうか。

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