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2017年1月31日 (火)

3221 品質管理

最近自宅にペレットボイラを入れ、それで沸かしたお湯による暖房・給湯生活を始めました。それまでは、非常用と位置付けたガス給湯器とエアコンに頼る生活でした。さて、そのペレットボイラには、最初値段が高いが広く流通している銘柄のペレットを入れてスタートしたのです。しかし、流石に流通経費がたっぷり入っている商品は値段が高いので、どう計算しても石油ボイラなどよりは割高になります。地元で容易に手に入る銘柄には、実は地元産のペレットもあるので、最初からそれを基本とする様には考えていたのです。

その地元産ペレットは、木工廃材を利用しているので、燃焼ガスに有害物が無い事の確認や、熱量、灰分等の検査はクリアしていたのですが、灰分の多いのが欠点とされていたのでした。従って、一般家庭で普及しつつあるペレットストーブには、頻繁な掃除が必要であるため敬遠されていた様でした。とは言いながら、地産地消を理想としてペレットボイラを入れた投稿者としては、どうにかして地元エネルギーを有効活用したいと、工夫を重ねているのです。

問題は、この燃料を燃やすと燃焼皿に灰と燃えがらがうず高く残り、長い時間の燃焼が継続できなくなるのです。仕方がなく、時々(45時間毎)にボイラを止めて、燃焼皿を掃除しなくてはならない「面倒くさい燃料」だった訳です。しかし、この燃料には意外なメリットもあったのです。原料には、製品を磨いた研磨粉も多く混じっているので、出来たペレットが非常に緻密なのです。スカスカの市販ペレットは、着火し易く灰も少ないのですが、すぐ燃え尽きてしまいますが、一方地元産は、火が着きにくい一方で、燃え尽きるまでに長い時間が掛かり、更に燠になってもコークスの様に長い時間(15分程)燃え続ける燃料だったのです。これを市販燃料並みの条件で燃やすと、燃料が燃焼皿にうず高く溜まり、火が立ち消えてしまうのでした。そこで、思いついて燃料供給量を思いっきり絞ってみました。ざっと言えば、初期設定の半分くらいです。しかし、これが大成功、オマケに灰落とし装置の働く間隔を短くした結果、長時間の連続運転が可能になったのでした。

ここで言いたかったのは、石油燃料やガスの様にJISで厳密に規定されている訳ではないペレット燃料は、品質の幅が「倍も異なる」と言う点です。ペレット燃料が広く作られ流通するためには、工業製品と同じく、品質管理の幅をある程度狭くし「使い易い燃料」とする努力が欠かせないと思うのです。国が重い腰を上げるのは一体何時になるのでしょうか。トホ。

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