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2017年2月12日 (日)

3230 MustとWant

サラリーマン時代、上司から業務遂行の優先順位の付け方に関して繰り返して叩き込まれたように振り返っています。それは、業務をMust(絶対期限まで終わらせなければならない事ども)とWant(それが望ましい事ども)に分け、先ずはMustから手掛けて完了させる事を優先せよ、といったものでした。Wantも勿論重要ですから、Mustをやっつけた後には当然の事ながら直ちに着手する事にはなりますが。

さて、今のこの国のリーダーと取り巻きの最重課題すなわちMustは、間違いなく「景気対策」である様に見えます。そのためには、禁じ手に近いマイナス金利や、遠回しの円安誘導や、あるいは赤字国債の増発による史上最大の予算を打ち出すなど、手段を選ばず、といった政策を続けているのでしょう。また同時に、景気対策にもなるとして輪が五つあるお祭りの国を挙げての誘致でも、リーダー自ら乗り込んで行ってのプレゼンで、フクシマには何も問題は無いなどとする強弁をもって無理やり引っ張ってきたのでした。

しかし、この国のMustは決して景気対策Onlyではないでしょう。フクシマ収拾問題は、マスコミの露出頻度が低下しただけであり、格納容器の中ではリモートカメラが短時間で故障してしまうほどの、強烈な放射能で満たされている事態に何ら前進は見られない状況は変わってはいません。それどころか、汚染水処理の問題はますます深刻になっているでしょうし、短時間のカメラ映像でも、格納容器下部に溶融落下したデブリの状況は、予想以上に手が付けられない過酷な状況であることが明らかになってきた訳です。フクシマ事故の早期収拾こそ、この国のMustでなくして、一体何を挙げるべきなのでしょう。

一歩譲って、景気対策がWantであるにせよ、B国の新リーダーにすり寄ってまで、集中すべきIssueではないでしょう。オッと、また愚痴になりかけていますので今日も短く。

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