« 3246 多価社会への道2 | トップページ | 3248 プログラム死 »

2017年3月21日 (火)

3247 進化

何故か進化論が好きです。それほど種類が多くはないたんぱく質類と、これもたった4種類の塩基で構成され、複雑な動植物の体の設計図(DNA)としては、意外に少ない遺伝子情報(4デジット)で、なぜこれほどまで多様な生物が地球上に出現し得たか、全く興味が尽きないからです。シェークスピアの著述の簡単なセンテンス、例えば「To be or not to be that is the question.」を、コンピュータが26文字+記号を、ランダムに選びながら組み立てると仮定したら、たぶん天文学的な時間が必要だと想像しています。数学で習った順列組み合わせの式は忘れてしまいましたが、確か26の階乗に比例するのでしょうから、やはり組み合わせの種類は天文学的な数に上り、上記の一文が再現されるためには、長い時間が掛かる筈なのです。

しかし、生物の進化は数億年という「信じられないほど短い時間」でほぼ完成してしまったのは、驚くべきという外は無いでしょう。とても、ランダムな小さな変化が数多く生まれ、環境に適応した選択によって「徐々に進化した」などという悠長な理論(例えばネオダーウィニズム)ではとても説明しきれません。それどころか、環境に適応できるように、都合の良い「数多くの突然変異」が、無駄なく続き、生物の系統樹に沿って順調に進化を続けない限り、現在の生物の多様性は説明不可能でしょう。

と言う意味では、進化はランダムな突然変異と選択の積み重ねだけで起こったのではなく、ある時期からは環境との相互関係の中で、「明確な目的」をもって進んできた様に思えるのです。カンブリア紀などの様に、生命が爆発的に増えた時期と氷河期などの生命の絶滅危機を繰り返しながら、その中で明確な「生存戦略」が、今ある進化の系統樹を完成させたのだと思っています。

翻って、文明を一つの生命と考える時、似たような感慨を抱かずにはいられません。文明の寿命は果たしてどの程度なのでしょうか。人間の歴史を振り返れば、過度の環境改変(例えば森林の皆伐)などが原因で滅んだ文明の何と多い事でしょう。森林の消滅と過密な農業が、それに続く環境悪化(例えば砂漠化)を招き、水や食糧の不足を引き起こし、そこに栄えた文明を消し去ったのです。つまり、文明の持続可能性は、その文明を取り巻く「環境の持続性」によって担保される筈なのです。話が大分ややこしくなってきたので、今回はこの辺で・・・。

|

« 3246 多価社会への道2 | トップページ | 3248 プログラム死 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185422/65046324

この記事へのトラックバック一覧です: 3247 進化:

« 3246 多価社会への道2 | トップページ | 3248 プログラム死 »