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2017年4月 4日 (火)

3258 スパコン

今回は「解説もの」です。スパコンと言ってもスーパーコンピュータの話ではなく、エアコンの省エネの話題です。正しく呼べば、スーパーコンデンサとなるのでしょうか。これは、エアコンの室外機に付加する、補助的な熱交換器なのです。

エアコンは、冷媒ガスを電力を使って圧縮する事によって、液体の冷媒を作り、それを膨張弁で膨張させる時に「気化熱」を奪い、室内の熱交換器で冷たい空気を作って冷房を行う機械なのです。暖房時は、逆に気体の冷媒を圧縮する時に出る熱を暖房に利用し、室外機では冷たい外気から更に熱を奪って室内に送るのです。なので、エアコンや冷媒を使ったオール電化の給湯器を「ヒートポンプ」とも呼ぶのです。さながら、目に見えない熱を移送するポンプの様だからです。

さて、特に夏場の気温の高い日には、圧縮機がウンウンうなって仕事をしても、冷媒が十分に液化せず、気体と液体の混合物となって膨張弁に入る事も多いのです。こうなると、エアコンとしての効率は低下し、電力を注ぎ込んだ割にはあまり冷えない、と言うマズイ状態に陥るのです。冬も同様で、あまりに冷たい機体の冷媒が圧縮機に入ると効率が低下するのです。

そこで、スパコンの出番になります。スパコンは、圧縮機に入る前の冷媒を、夏は少し冷やして液化し易くして、冬は少し暖めてやり、より多くの熱を発生させる働きをするのです。この結果、エアコンとしての効率は10%以上改善するので、電気代としては約1割安く上がる事になります。夏場に、室外機に間欠的に水ミストをスプレイする仕組みと併用すれば、夏場は2割程電力が下がると見込まれます。エアコンシステム改善のためには初期投資が必要ですが、4-5年で投資は回収できるでしょう。

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