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2017年4月 8日 (土)

3262 時代錯誤

何故人はこれほどまでに過去に引きずられるのでしょうか。もし過去を断ち切る簡単な術が見つかり、将来を考える事に夢中になれるなら、あるいは動物の様に瞬間瞬間を生きる事だけに集中出来たら、どれほど幸せだろうと夢想します。過去に学ぶ事は、もちろん悪い事ではないでしょう。過去の失敗に学ぶ事が出来るからです。だからこそ、人は口伝や書物に書き記して、無駄な試行錯誤を回避しようと努力してきたのです。試行錯誤はもちろんムダだけではありません。試行錯誤の中から、先人の知恵を超えるアイデアが生まれる事も多いからです。むしろ、ブレークスルーのためには、過去の文献だけに頼るのではダメなのかも知れません。

しかし、同じ錯誤でも時代錯誤はいけません。「時代錯誤」と言う言葉は、専らネガティブな文脈で使われる言葉でもあります。時代錯誤は、過度な過去への郷愁から生れるものの様です。つまりは、「昔は良かった。然るに今の時代は一体なんだ・・・」と言う文脈でです。

さて、このブログは、ある特定の人や集団の行動を批判する事はご法度に決めて書いていますが、時々警鐘は鳴らしています。その意味で、残念ながら昨今のマツリゴトのレベル低下には、ガンガンと警鐘を鳴らさざるを得ないのです。その国会での議論の多くが、過去に問題になった事案と同じ道筋で、延々と繰り返されている事に国民は飽き飽きしています。いわく、利権問題、活動費の不正流用、官僚の政治「屋」への忖度問題、特定団体への利益誘導問題、敢えて敵を想定したがる外交政策、何かにつけて防衛費の増額問題、公共投資によるワンパターンの景気刺激手法問題、金利操作だけの楽チンな経済政策、(例えば復興)関連予算への無関係予算の潜り込ませ問題などなど。

一体70年代の利権政治と何が違うと言うのでしょう。「たった5億円」で、リーダー経験者が投獄された過去を振り返れば、それ以上の額の税金が消えてしまった罪は軽くはないでしょう。私たちには、過去を懐かしむ自由は許されるのでしょうが、無理やりシステムまで過去に戻そうとする力には抵抗しなければならないでしょう。もし、そんな暇があるのなら、将来世代の幸福を真剣に考えるための議論に集中しなければならない時期だと思い定めなければならない時期なのです。明治時代の何とか勅語なんか○○喰らえ、です。今回の投稿は、単なるグチでした。

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