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2017年4月15日 (土)

3269 パーキンソンの法則

パーキンソンの法則とは、「役人の数は仕事量とは関係なく、一定率で伸びる」、および「仕事と言うものは、与えられた時間いっぱいまで伸びる」と言うものの様です。日頃の報道や自分自身の企業での経験を振り返ってもイタク納得できる法則ではあります。水が容器の形によってその姿を変える様にと言う比喩はあまり適切ではなさそうです。むしろそれは、例えば気体が、容器の形や容積に合せて、膨張収縮をする様だと言うのがより近いアナロジーかも知れません。より大きな容器に移し替えられた気体は、その圧力が低下するでしょう。分子の密度で言えば、ボイルとシャルルが証明したシンプルですが非常に重要な式に示される様に、容器の容積に反比例する形で低くなるからです。

仕事の密度も多分同様の法則に従うのでしょう。ヨーロッパのいくつかの国々の労働生産性がこの国のそれより何割も高いのは、仕事の合理化や長いバカンスを取得する報酬と引き換えに集中が出来ている証左かも知れません。少なくとも、ぼうっとしている時間が、かなり少なくなっているのは間違いないでしょう。少し前まで、この国ではちょっと仕事をして一段落すると、喫煙室に走って行ってタバコを吹かし、そこで暫し雑談をしてから席に戻る、と言った行動が茶飯事だったと振り返っています。

それと言うのも、どうやらこの国のワーカーには、仕事の目標を定めて、計画的にそこに向けて追い込みを掛けると言った風潮が弱い様なのです。追い込まれれば、確かにねじり鉢巻きをして、長時間の残業を掛けて「やっつける」事はどの企業や役所でも行われている行動でしょう。逆に言えば、追い込まれるまではボチボチと仕事を進めておいて、最後にガーッと仕上げてしまうパターンが好きだ、と言うことでもあります。結局日々の仕事でも、午前中はボチボチ仕事を進め、午後も眠気をこらえながら仕事をつづけ、3時のコーヒーブレークが済んだ頃から馬力を上げ始め、残業時間になってやっとトップスピードになる、と言うのが多くのサラリーマンの仕事ぶりなのでしょう。働き方改革やワークライフバランスなど、キャッチフレーズをいくつ並べても、「働き方の文化」を変えない事には、一向に事情は改善しないでしょう。さて、何から始めればパーキンソンの法則を打ち破れるのでしょうか。たぶん続きます。

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