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2017年5月14日 (日)

3289 2020年問題

この国の当面の課題は、2020年のオリパラを成功裏に開催する事だけ?の様に見えますが、環境問題に関心のある人ならば、別の2020年問題も気にかかる筈なのです。2020年には、実は先進国では、代替フロンを含め、冷媒や発泡剤としてのフロンの全廃する事が決定しているのです。つまり、2020年は脱フロン元年である訳で、HCFCを含めて速やかにフロンを全廃する義務を負っているのです。代替フロンは、あくまで当面の対策に過ぎないからです。最終的ゴールは、ノンフロンでかつGHG効果ミニマムでなければなりません。

欧米では、動きが素早く、既にHFOへの切り替えが始まっているのです。この国でも、大手流通業や欧米ヘの輸出車については、CO2を主体にした冷媒やHFOへの切り替えが始まってはいます。しかし、この国では未だに多量のフロンや代替フロンを抱えた、冷凍機や空調設備、冷蔵ショーケースや車・家庭用のエアコンに加え、発泡剤としても大量に使われているため、製造設備の切り替えや在庫の処分には大きな混乱が巻き起こると想像されます。

投稿者の意見としては、解決策はあると見ています。と言うのも、炭化水素系のガス、つまりはLPGなのですが、これを含む冷媒ガスは、上手く配合すれば、現在のフロンや代替フロンを直接に入れ替えても、装置の能力が損なわれないどころか、約30%程度の省エネ効果も期待できるのです。つまり、より安全で性能も高い冷媒が開発されるか、HFOの量産が加速して価格が低減するまでは、当面炭化水素系冷媒を使えば良いのです。もちろん、この冷媒が漏れると強撚性ガスですから非常に危険です。従って、この冷媒を使用しているエリアには、複数のガス検知器を配置する必要もあるでしょう。しかし、考えてみれば殆どの建物には、既に都市ガスやLPGの配管が設置され、ガスが使われていますから、それと同等の安全対策を構えておけば十分でしょう。

その意味で、2020年問題は、冷媒を用いる機器のメーカーとユーザーにとっては、大きなビジネスチャンスであり、大幅な省エネルギーのチャンスが到来したと。前向きに考える事も出来るのです。この2020年問題も、裏返せば(ビジネス)チャンスだと言っておきます。

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