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2017年5月15日 (月)

3290 ピンチはチャンス

3289でも書いた様に、全てのピンチは裏を返せば事態改善のチャンスだと言えるでしょう。例を挙げましょう。例えば、過去の大地震は、間違いなくこの国の建築基準を引き上げ、地震に強いビルや住宅の増加に寄与した事でしょう。また、多くの交通事故も車の安全基準を大きく引き上げたのです。

さて原発です。あの過酷な原発事故は、この国に何をもたらしたでしょうか。確かに安全基準は引き上げられたかに見えますが、もちろんそれらは原子炉自体の構造改善に及ぶものではありません。ベントフィルターなどの付帯設備の追加や地震・津波対策で建物補強や非常用発電機を高い場所に移す、といった「小手先」の改善に過ぎません。そうでなくて、あの過酷事故でこの国は、脱原発に向けて、再エネ・新エネの優等生になるべく運命づけられたのだ、と考えるべきなのです。然るにです、今の政権は原発再稼働を推し進め、それに飽きたらず原発の輸出さえ進めようとしているではありませんか。何をかいわんやです。このピンチにやるべき事は山積でしょう。汚染水処理の効率的な方法の開発、放射性デブリの搬出ロボットの開発、廃炉技術の開発、それよりなにより放射能を弱め、無害化する技術は放射性廃棄物の処理問題でも待望される筈です。

臭いものに早く蓋をしたい輩は、国際的緊張やテロの危機を煽りながら、憲法問題や自衛力の増強問題に、問題をすり替えようと躍起になっている様に見えます。ピンチとそこから派生する問題に蓋をしたまま放置を続けると、当然の事ながら問題は拡大し続ける結果になる事は必定です。そうでなくて、いま為すべき事は諸問題の本質を見据えて、それらに優先順位をふる事でしょう。その上で、ダラダラ国会に終止符を打って、専門家を交えたボードを必要な数だけ立ち上げるのです。人材を集めて知恵を絞れば、どんな問題もチャンスに変える何かしらのアイデアが出る筈なのです。

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