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2017年5月26日 (金)

3299 植物油エンジン:SVO時代?

SVOとは、Straight Vesitable Oilの頭文字です。文字通りに訳せば、生の植物油です。これは、バイオディーゼルオイル(BDF)に対応するもので、メチルエステル化など処理の処理を施さない、絞ったままの植物油を燃料を燃やせるエンジンが必要です。昨日のニュースで、Yンマー社が、25kw程度の出力を持つBDF発電機に、オプションとしてSVOが使えるタンクを追加したという報道がありました。価格は1,500万円程になる様です。1kw当たり60万円と言う勘定です。

しかし、そのオプションの中身を推定すれば、タンクと燃料配管に加温装置を追加しただけだと思われます。実際、アメリカではディーゼル車用のSVO改造キットなるものが販売されていますが、ネット通販で100ドル程度で他に入るものなのです。その中身はと言えば、温度コントロールが出来る様になっている燃料配管を加熱する電気ヒーターだけなのです。これで、エンジンに送られる植物油(コーン油など)を150℃程度に加熱してやれば、油の粘度が下がり、ノーマルのディーゼルエンジンでも問題なく着火するのです。

通常車のエンジンは、100kw前後ありますから、上記の1500万円の発電機の替わりに、中古の車用エンジンとSVOキットと適当な発電機を入手すれば、たぶん上記の1/10程度の価格で、出力4倍程度の発電機が入手できる事になります。つまり、kw当たりの単価を1/40程度に下げる事が可能なのです。何が言いたいかと言えば、結局大メーカーが乗り出すと、この手のシステムの価格は、軽く1桁は上昇してしまうと言う事実なのです。中小企業の生き残る道は、取り敢えずSVOの様にチャレンジングな分野にも踏み込み、大手ではとても真似出来ない価格でシステム提供を可能にする事だと思うのです。車にSVOを適用しようとすれば、山の様な規制に阻まれるのでしょうが、陸上用の発電機で、もし系統連系を考えないのであれば(オフグリッドであれば)、何をしても許されるでしょう。工場で大きな電力を消費する設備を切り離して独立させ、SVOの自家発電機で電力を賄えば、契約電力も大幅に引き下げられ、電力コストも低減できる筈なのです。もちろん、燃料は近くの外食産業や給食センターから出る廃食用油を貰ってくるのです。少し高級なフィルターで濾せば、そのまま燃料にする事が可能でしょう。

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