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2017年6月 3日 (土)

3306 世界最大の航空機

B国で、世界最大の航空機がロールアウトした様です。大まかにいえば、エンジンの数からみてB747の1.5倍ほどのスケールの航空機と言えるでしょうか。胴体は2つに分かれていて、その間にペイロードとなるロケットをぶら下げるのだとか。200トンを超えるペイロードを運べるこの航空機で、到達可能な最高高度からロケットを発射すれば、たぶん1段目の巨大なブースターロケットが節約できるのでしょう。

確かに、資源が節約できて、たぶん今よりより大きな衛星の打ち上げも可能となるのでしょう。しかし、考えてみなければならないのは、ここでも入口からの「押し込み」しか考えていないという片手落ちです。何しろ今や、宇宙空間(と言っても数百キロから36千キロの静止軌道までの狭い空間ですが)には、数え切れないほどの数の衛星と衛星の残骸が、秒速数キロの猛スピードでブン回っているのです。その多くは、冷戦時代の遺物の小型原子炉を積んでいる軍事衛星で、しかも軍事機密のベールに包まれているので、その存在すら公にされてはいません。

これ以上衛星を打ち上げて、一体何に使おうというのでしょうか。通信?、観測?軍事偵察、そんなものは現状でも十分なレベルでしょう。その前に、用済みとなってしまった衛星の残骸(宇宙ゴミ)を放置したままで良いと考えているのでしょうか。ここでも、原発と同じ経済エゴがニヤけた顔を出してきます。つまり、原発の建設コストには廃炉費用は含まれてはいませんし、衛星の打ち上げコストには用済み後の回収コストなど全く考慮されてはいないのです。宇宙に浮かぶ数トンの観測衛星を、上手くキャッチし、安全に大気圏に再突入させて燃え尽きさせるには、たぶん衛星の打ち上げと同等のコストが発生するはずなのです。

私たちは、経済エゴの暴走をこれ以上許すべきではないのです。入口を作ったのなら、それと同じサイズの「出口」を準備しなければならないです。世界最大のランチャー航空機を作るのであれば、第二第三のスペースシャトルを建造して、用済みの衛星回収ビジネスを始める必要があるでしょう。もちろん、今の社会ではそんな(儲からない)ビジネスにお金を出す奇特な国や企業は現れないでしょうから、投稿者の儚い夢想に過ぎませんが・・・。以上、世界最大の航空機からの連想でした。

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