« 3313 IoTって何? | トップページ | 3315 多忙中 »

2017年6月11日 (日)

3314 車「飛行」事故

東名高速で、まさに車が空を飛ぶ事故が起こりました。翼を持たない車が空を飛ぶには、少なくとも十分な助走スピードと、飛び上がるためのランプウェイ(スロープ)が必要です。今回の場合、事故車は一度走行車線のガードレールに接触した後、追い越し車線に飛び込んで、中央分離帯の土塁に乗り上げた結果、「離陸」してしまった様です。この間ブレーキは踏んでいない様なので、たぶんドライバーは意識が飛んでいた可能性はあります。

しかし、問題はこの土塁の形状なのです。土塁は、もし走路をはみ出しても、比較的安全に車を受け止める役割を負っているでしょう。それを超えた場合には、中央分離帯上のガードレールが反対車線に飛び出すのを阻む役割を持っています。しかし、今回の事故の場合、この土塁がジャンプのためのランプウェイになってしまった様ですので、事故原因の追究の中で、この点が問題にされ解明されるべきだと思うのです。一体何キロのスピードでこの土塁に侵入すると、ガードレールを飛び越えて反対車線に飛び出すのか、と言う点です。もし、高速道路の追い越し車線で普通に到達する110-120/h程度でその可能性が出るのであれば、それは道路構造の欠陥である可能性が出てきます。

事故現場の道路を「ストリートビュー」で見る限り、走行路の舗装部分と中央分離帯の土塁の間には、縁石がなく容易に草地に飛び込む可能性がある構造です。その草地が、傾斜した土塁に滑らかにつながっているので、それなりのスピードで突っ込むと、ガードレールを容易に飛び越し得ると考えられるのです。この様な構造が、東名のこの部分だけの特異な状況なのか、あるいは他の区間でも普遍的に見られる「普通の構造」なのか検証してみる必要はあるでしょう。本来なら、舗装部分と草地との間は浅い溝になっているか、あるいは相応の高さの縁石になっているべきなのでしょう。現状のままでは、同様ケースの事故再発が懸念されます。

|

« 3313 IoTって何? | トップページ | 3315 多忙中 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185422/65396782

この記事へのトラックバック一覧です: 3314 車「飛行」事故:

« 3313 IoTって何? | トップページ | 3315 多忙中 »