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2017年6月20日 (火)

3317 今という時代

今という時代を、環境と言う切り口で見てみる事にします。さて、たった今の状態を眺めてみると、エネルギー的には石油・LNGは、一応安定的に供給されている様ですし、価格レベルも消費国側にすればまあまあで推移している様ではあります。従って、原発の再稼働がボチボチ始まっているにしても、そこへの依存度は限定的だと言えるでしょう。という事で、石油を燃料とする車や航空機の関連産業もそれなりに髙い水準を保っている様です。

しかし、これは現在の瞬間風速であり、今後どうなるかは保証の限りではないでしょう。パリ協定によるCO2削減圧力はジワジワと効いてくるでしょうし、石油そのものの供給が、今後とも安定して行われるという保証は何もないからです。産油国の周りは相変わらず「キナ臭い」状態ですし、グローバルなパワーバランスも微妙に狂い始めてもいます。従って、ポスト石油エネルギーに位置付けられている「水素」だって、それが石炭や原油から搾り取られる限りにおいては「ハードエネルギー」である事には違いが無い訳です。水素を絞った炭化水素(石油や石炭です)からは、多量のCO2が大気中に排出される事になります。これでは、石油を直接燃やすのと何ら変わりはないでしょう。

エネルギーから見る限り、石油を完全に代替するエネルギーは、未来永劫出てこないと考えるべきでしょう。私たちは、太陽光、太陽熱、風力、、波、バイオマス、水力といった、太陽光が形を変えたいわゆる再生可能エネルギーを賢く組み合わせて、質素に暮らす方法を編み出さなければならないのです。従って、石油に依存する車や航空機といった「石油系交通機関」の使用も、可能な限り抑制して行かなければならないでしょう。それを補完するのは、当然の事ながら環境負荷の小さな鉄道の活用であり、人力移動手段である自転車などでしょう。都会では、もっと公共の貸自転車を増やすべきでしょうし、田舎でも自転車を多用して高齢者の老化を防止するべきでしょう。決して、自動運転車を導入して足腰を更に弱くする愚策は行うべきではありません。概して言えば、今という時代は「時代の折り返し点」であると考えるのが妥当だと思うのです。特に、エネルギーに関して言えば、間違いなく石油時代のターニングポイントであるのは間違いありません。続きます。

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