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2017年7月27日 (木)

3327 ローテク三昧2

3326の続きです。一般にローテクの対極にハイテクがあると言われますが、ハイテクは確かに最先端ではありますが、「最先端」はイメージとして眺めれば細くて尖がっていると思うのです。細いという事は、それを支える基盤が狭く、不安定であるという事も意味するでしょう。一方でローテクは古くから使われていた技術であり、多くの実績があり、データがあり、安全性の確認があり、それを支える裾野の技術も広い訳です。それを絵に描けば、ハイテクはスカイツリーのイメージであり、ローテクはどっしりとすそ野を引いた富士山の様な山だと言えそうです。

さて、ハイテクですが、ロクなデータも無く、闇雲に前に突き進んでいる分野、例えばバイオテクやITやマイクロデバイスなどは、裏返して眺めれば、多くの危険も孕んでいるのだとも言えるでしょう。例えば、バイオテクを使った新薬が開発されたとして、それが果たして人体に使っても全くリスクが無いかと問われれば、過去の薬害事件を思い出しても分かる様に、作用と共に生ずる副作用の評価は非常に難しいし、膨大な治験の積み重ねが求められる筈です。然るに、経済性を追求すれば、費やした莫大な開発費を回収しようとする経営者は、時に見切り発車を指示してしまうのでしょう。

一方で、ローテクは数多くの事故やトラブルをくぐり抜けて、取捨選択の結果「生き残った技術」でもある訳で、リスクの評価は既に済んでいると断言しても問題ないでしょう。例えば、内燃機関が一体何台作られて、使われてきたか数え様もありませんが、少なくとも何億とか何十億台などという単位ではない事は確かです。作られては、壊されて材料は再利用され、新たに開発・改良されては、市場に送り出されてきた筈です。その意味で、ローテクはいわば「社会的実験済み」の技術であるとも言えます。もちろん、ローテクの新たな応用という視点は必要です。投稿者が、バイオマスやバイオガスの利用拡大に微力を尽くしたいと考えているのも、まさにその視点なのです。

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