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2017年9月 6日 (水)

3339 ものの価値2

3338では少し話が反れましたので本題に戻します。ものの価値を決めるのは、個々人の価値観ではありますが、ではその価値観はどうやって育まれるのでしょうか。親によって育てられ、社会(世間)に揉まれて暮らす私たちの価値観には、親や社会の持つ最大公約数的な価値観が通奏しているに違いありません。もし、その価値観に反発して真逆の価値観に走ったにしても、所詮その価値観に支配されている事には変わりありません。その意味で、天才や悟りを開く様な聖人でもない限り、全く新たな価値観を創造する事など凡人に過ぎない私たちには出来ない相談でしょう。

しかしながら、枝葉の部分ではささやかながら何らかの価値観を付け足す事は出来そうな気もします。お金(の価値)に振り回され右往左往しながら生き、やがては石の下に入って終わるであろう人生ではありますが、その途中をどう生きるかは、やはりその人生を最後に振り返った時に、大きな違いが出るのでしょう。投稿者としては、50歳を少し超えた時、価値観をかなり変更した様な気がします。つまり、凡人故にそれまでの「平均的な」価値観はあまり変えられなかったものの、それに加えて「持続可能性」を新たな幹に育てようと決めたのでした。

持続可能性、つまりは「変らない事が価値だ」とする価値観ですが、それは自分が生きてきた20世紀後半の変り方が、あまりにも激しかった事への反発から来たものの様に感じています。戦後の殆ど全ての人が貧しかった時代から始まる投稿者の記憶は、あのバブル時代の狂喜乱舞の時代にも鮮明に続くのです。その落差のあまりの大きさに気付くのは、その後の長い踊り場に佇んでいた時だったのです。山登りに喩えるなら、下を見ないで急登を登り続けて、ちょっとした踊り場になっている場所に出た時、ふと下を振り返ると、あまりの急な登りであった事にビックリしている登山者の様なものでしょう。それは、子供の木登りでもまったく同様でしょう。最初元気に木に登っていた子供が、ふと下を見た途端恐怖に体がすくむ、といった状況と同じなのです。投稿者も50代に入った時、似たようなココロのすくみを感じてしまったのでした。

その「すくみ」を解消する方法は多くはなさそうです。確実な一つの方法は、ソロソロと後ずさりする事でしょう。登ってきた逆の手順で、手足を動かして少しずつ降りていくしかなさそうなのです。天才や宗教指導者でもあれば、新しい時代の新しい価値観でも創り出せば良いのでしょうが、その価値観を検証するには長い時間が掛かるでしょうし、リスクも大きいでしょう。後戻りであれば、そのリスクは回避できます。その上で、「より持続可能性の高い」道筋を選んで後戻りをすれば、間違いは少なくて済むであろう、と凡人である投稿者は信じているのです。

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