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2017年9月15日 (金)

3341 空飛ぶ車???

最近「空飛ぶ車」の話題がマスコミに露出する機会が多くなって来た様な気がします。3340の宇宙ビジネスに次いで、この分野でもネガティブな投稿になってしまいそうで、熱心にこれを推進している皆さんには申し訳ないのですが、仕方がありません。空飛ぶ車は、非常に危険だからです。危険な理由は、空飛ぶ車が十分危険な重量を持つ飛行物体である事、その物体に人間が乗ってほぼ自由なルートで移動すると言う事などです。空飛ぶ車のイメージは、たぶん多くのプロジェクトでは「有人ドローン」といったものでしょうか。前進のためにプロペラを回すのであれば、小型飛行機になってしまうでしょうし、浮力を確保するための翼が必要ですから、大きさ的にも「クルマ」とは呼べなくなるでしょう。従って、コンパクトに設計できる大型のドローンが選択肢となる訳です。

先ず考えてみなければならないのはその重量です。60㎏の人を乗せて飛び上がるには、機体重量が人の体重以下ではたぶん設計出来ないでしょう。もしそんなに軽く出来るなら、座席なんかは無くして、その機械を背中に背負って飛ぶスタイルでも似たような機能が実現できるでしょう。いくら羽根の様な軽い材料を駆使しても、機体重量は体重の数倍にはなってしまう筈です。人と併せて数百キロの物体が、ブンブンと空を飛び回る時代を想像すると、とても安心して道を歩く事などできないでしょう。飛行物体である限り、墜落は稀であるにしても、燃料切れの不時着や小さな部品の落下などは日常茶飯事だと想像されるからです。操縦者は自業自得でしょうが、地上で巻き込まれた人こそ災難でしょう。

さて、構造的には羽根の様に軽く完全無欠の飛行物体が出来たとして、それを動かすのは人間です。もちろんそんな時代が来るとすれば、ドローンと同じように自動運転技術が確立されているでしょう。しかし、自動運転といえども突然の気象の変化、例えばビル風や突風やつむじ風やダウンバーストといった狭い場所で発生する気象現象に追随するのは困難な筈です。結局、つむじ風に巻き込まれて「キリモミ降下=墜落」の憂き目に遇うのでしょう。十分な高度での事故であればパラシュートを使って難を逃れる事も可能でしょうが、低空飛行時は命に関わる事故につながります。続きます。

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