« 3345 人力アシスト自動車? | トップページ | 3347 案ずるより »

2017年9月21日 (木)

3346 あるべきモノの輸送手段

注文した翌日に、欲しいものが配達される「行き過ぎた流通」には賛成できませんが、人が都市に集まって住まう以上、日常的にも必要最低限の輸送は必要な活動でしょう。概して言えば、全ての輸送手段は、結局は摩擦力との戦いだと言えるでしょう。つまり、陸上輸送であれば、車輪と路面(線路)と間の転がり摩擦、あるいはそれを動かす動力装置中の摩擦、あるいは車体が空気をかき分ける際の空気抵抗などと闘いながら、貨物を移動させる事になります。海上輸送や航空機輸送だって、摩擦の大部分が空気と機体或いは水と船体の間の摩擦にとって代わられるだけでしょう。

ならば、あるべき輸送手段のキモは、摩擦の低減だと言い切っても良さそうです。移動速度は、例えば100/時に近づくと空気との摩擦(空気抵抗)が急激に増加しますので、まあ80/時程度に抑えるのが妥当でしょう。そうでなければ、真空に保たれたチューブ状の輸送路を建設しなければならないので現実離れするでしょう。その上で、摩擦を減らす切り札としては、ここでは空気ベアリングを提案しておきましょう。十分に滑らかな輸送路に、下から少量の空気を吹き出す移動体(キャリア)を、薄い空気の膜に浮かべると言う構想です。動力は、キャリアに搭載のバッテリーか、輸送路の横に張られた架線から得る電力になります。しかしながら、移動する動力は「重力」に頼るシステムです。

ここでの提案システムはと言えば、数キロ毎に設置される、高さ10mほどのタワーを、往復2本の輸送路が繫ぐと言うイメージです。タワーにはエレベータが設置され、キャリアを10mまで持ち上げます。次いで、ジェットコースター同様、急角度のスロープ状の輸送路にキャリアを放出するのです。空気ベアリングは十分に摩擦が小さいので、問題なく数キロ先の中継タワーに届く計算です。これを繰り替えす事により、海岸部に関しては輸送システムは、どうやら成り立つでしょう。問題は山越えです。新たなトンネルを掘るのは、コスト的にもペイしないと思われるので、そこは在来線の鉄道を活用するのが得策でしょう。山さえ越せば、海岸部にある都市に、標高差を利用して更に容易に輸送路が敷設できる事でしょう。もし100mの標高差が利用できるなら、たぶん数十キロ先まで、中継無しにキャリアを届ける事も可能でしょう。たぶん続きます。

|

« 3345 人力アシスト自動車? | トップページ | 3347 案ずるより »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185422/65819573

この記事へのトラックバック一覧です: 3346 あるべきモノの輸送手段:

« 3345 人力アシスト自動車? | トップページ | 3347 案ずるより »