« 3351 宇宙ロケット:花火論 | トップページ | 3353 今更モーダルシフト? »

2017年9月28日 (木)

3352 車文化のゴール?

ダイムラーベンツを嚆矢とするエンジンを積んだ、いわゆる車の文化も、電気自動車の「自動運転車」の開発で、一応一つのゴールを迎えるのでしょうか。もちろん、車産業やその裾野産業の勢いというかイナーシャは、そこで留まる事を許さないのかも知れません。膨大な設備投資を含む資本の蓄積や数えきれないほどの優秀な開発技術者は、兎にも角にも新しい車を開発せずには居られない、「流れ」を持っているからです。

では、それが「空飛ぶ車か」と言われれば、投稿者としてはそれは否定するしかありません。何故、A地点からB地点まで移動するのに空を飛ばなければならないのか、必然性が感じられないからです。確かに、車で移動するには遠すぎる距離であれば空を飛びたいところです。また、朝夕のウンザリする渋滞を思い起こせば、空を飛んで最短距離で移動したいかも知れません。しかし、この国には世界に冠たる鉄道インフラと鉄道技術があるではありませんか。敢えて、通勤などの近距離に空飛ぶ車など全く必要としては居ないでしょう。

百歩譲って、一人乗りの通勤用の空飛ぶ車が開発されたとしましょう。しかし、住宅が密集し、高低のビルが乱立し、地上を人や車が密集している日本の都市の上空を、数えきれないほどの空飛ぶ車が、何の交通(飛行)ルールも無しに飛び交う事は全く想像できない事態です。平面交差の道路でさえ、交差点では出会いがしらの事故が頻発しているではありませんか。その道路(空路)が立体的に交差している状況を考えると空中衝突事故の多発する映像しか思い浮かびません。空中衝突は、当事者だけの事故は終わりません。空から、重い大きな2つの塊と、二人の人間と、いくつかの細切れになった部品が地上に落下するのです。その巻き添えを食ってしまう地上の人達こそいい迷惑でしょう。

空飛ぶ車は、それらしいものが既に登場している様に、開発は出来るでしょう。でもそれは、特にこの国の様に人口密度が高く、かつ気象変化が激しい国では、全く使えないシロモノだと言うしかありません。それが使えるのは、精々砂漠に囲まれたアラブの金持ち国くらいでしょうか。ここでの結論は、3351と同じものになりそうです。即ち、そんなお金とマンパワーがあるくらいなら、問題山積の地上の、海の環境問題の解決に当ててくれ、というものです。

|

« 3351 宇宙ロケット:花火論 | トップページ | 3353 今更モーダルシフト? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185422/65846607

この記事へのトラックバック一覧です: 3352 車文化のゴール?:

« 3351 宇宙ロケット:花火論 | トップページ | 3353 今更モーダルシフト? »