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2017年10月 2日 (月)

3354 モーダルシフトの前に

モーダルシフトは、いわば環境「対策」に過ぎないと言えるでしょう。対策とは、何か問題が出てきた、後からそれに対処する後手の行動とも言えるのです。問題の本質は、こと輸送に関して言えば、近年では輸送量が増えすぎて、輸送に関するエネルギーが、まさに主要な環境負荷となっている点なのです。問題の本質に迫らず、単に増えすぎた輸送エネルギーを、モーダルシフトによって効率化し、削減できたとしても、それは解決にはつながらないでしょう。

事の本質に迫ろうとするなら、先ずはあまり運ばないでも成り立つ社会システムを指向すべきだと思うのです。具体的な手法に関して言えば、生産地と消費を近づける事などが挙げられるでしょう。その昔、高速道路網とトラック輸送があまり頼りにならなかった時代、長距離の輸送手段は主に鉄道でした。昔の鉄道(国鉄)は、非効率輸送の典型でもあったので、遅い、高い輸送手段であったため、人々は本当に必要な場合以外は、なるべく使わない様にして居た様な気がします。では、どうするかですが、結局必要なものは地元で調達する以外にはないのです。農産物は勿論、酒や調味料はもちろん副食品、嗜好品に至るまで殆ど全ては、地元企業(や個人企業)によって賄われて消費されていた筈です。

しかし、何時の頃からか、たぶんテレビCFが盛んになり、全国展開のメーカーが多数出現して以降だと思いますが、いわゆるブランド商品が全国規模で流通する様になって、大量生産、大量輸送、大量消費が定着したのでしょう。加えて、大量廃棄というオマケまで付いてしまって、環境負荷として新たにゴミ問題も浮上したのでした。

環境負荷を根底から削減するためには、やはり私たちは消費の本質的な部分で抑制的に行動しなければならない筈なのです。抑制的消費行動とは、結局は必要最小限(Minimum sufficient)の生活の指向とそれを地産地消(Feed locally)で賄おうとする努力に尽きると思うのです。先ずは、田舎でそれを実現し、それをモデルケースにして展開するしかないのかも知れません。時間は掛かるのでしょうが・・・。

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