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2017年10月 8日 (日)

3357 後ずさり

最近の、国内外のカオス(混沌)を眺める時、後ずさりという言葉が脳裏をかすめました。山登りを趣味とする投稿者も、何度か山でガスに巻かれ、コースを逸脱してしまった事がありました。たいていは、尾根の平らな場所で、道が分かれている場所で、間違った道に進んでしまうと言うケースでした。それとのアナロジーで考えてみると、今は国際情勢も国内も全ての面で、行き詰ってしまった平らな尾根に差し掛かってるような気がするのです。狭い尾根や、1本道であれば迷う事も少ないのでしょうが、選択肢が多様化し過ぎた昨今、人々の価値観も多様に発散しつつある様なのです。

国際情勢では、かつての2大強国の時代から、1大国時代に。その後、C国の急速な台頭とRシアの巻き返しと、国際的なテロ活動の泥沼化と相俟って、パワーバランスはかつての様に単純な方程式では解けなくなってしまった様なのです。一方、国内も似たような状況です。一時の政権交代劇が終わってしまうと、国民の熱も冷め1強政党時代が結構長い期間続いてきました。かなり野心的な女性政治家が仕掛けた騒ぎも、結局は右と中道の間に、「右中間」なる政党もどきの誕生という局面を迎えた様ですが、中道や中道左派といったムードが好きな人達の受け皿が見つからない状況(つまりは道に迷った多数の国民)が生まれてしまった様なのです。

山で道に迷った時の鉄則があります。それは、迷った事に気が付いたら、先ずは見覚えのある分岐点まで引き返すというものです。世界が、あるいはこの国が漂流を始めた時期を思い返すに、それは多分行き過ぎた「経済偏重時代」の到来に遡る様な気がするのです。経済偏重は、国にも、国際情勢にも歪をもたらします。つまり、富める国々はますます富み、そうでない国々は富める国に搾取されてますます貧乏が加速すると言う負のスパイラルです。これが国際緊張や国内の貧富の格差拡大と無関係である筈はありません。少なくとも人々の幸福度を最優先に据え、経済指標は次位かそれ以下に下げない事には、このカオスが静まる事はなさそうに感じるのです。続きます。

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