« 3360 徒然に | トップページ | 3362 このブログ »

2017年10月20日 (金)

3361 モノの気持ち

今頭の中の1/3くらいは、どうしたら炭素繊維複合材(CFRP)に上手く穴が明けられるか、で占められている様な気がしています。そういうプロジェクトに巻き込まれているからです。前々職はその様な仕事をしていたので、まあ専門分野であったとも言えるでしょうか。モノと四つに取り組む場合、投稿者の場合先ずはモノの気持ちになって考える事にしています。

炭素繊維は、非常に強靭で切れにくい様に作られています。加えて、その硬さは尋常ではなく、普通刃物に使われる工具鋼では、あっと言う間に刃こぼれや刃先の摩耗を引き起こして切れなくなってしまう程です。しかし、炭素繊維自体の硬さは誰も計測した事が無いのです(と想像しています)。というのも、金属類などの硬さは、硬さ計と呼ばれる装置で、ダイヤモンドのコーンを、

良く磨いた試料の表面に押し付け、そのキズの深さで硬さを表現するものだからです。しかし、細い糸にその様なキズをつけて計測する事は不可能です。従って、その糸を刃物で擦って、その擦り減り方から硬さを推定するしかないのです。

さて、その繊維の気持ちになって考えると、繊維(糸や布)を切る際にも経験する事ですが、使うハサミの刃先が磨り減ったものや、カシメが緩いものは上手く切れないのです。つまり、繊維を切るには、鋭い刃先とそれを受け止める相方が必須だと言う結論になりそうです。さて、CFRPを切る場合、鋭い先端を持った刃物は必須として、そのせんだん力を受け止めるものは何になるでしょう。取り敢えずは、マトリックスとしてのエポキシ樹脂しか考えられませんが、それだけで繊維がスパッと切れるのかどうか、頭の中で繊維になった自分と、それを引き裂こうとする「敵」である刃物の戦いを想像しつつ、引き続き考え中です。もしかすると逆に考えた方が早いかも・・・。

|

« 3360 徒然に | トップページ | 3362 このブログ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185422/65939045

この記事へのトラックバック一覧です: 3361 モノの気持ち:

« 3360 徒然に | トップページ | 3362 このブログ »