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2017年12月19日 (火)

3375 目標2 飢餓をゼロにすること

3374の富の再配分同様、食糧の再配分も最も上手く行っていない分野の一つのです。理由は明確です。それは、いわゆる「商品作物」とそれを扱う「巨大市場」の存在でしょう。かつて、人々がモザイクの様に暮らしていた時代、食糧は基本的に地産地消でした。穀物も野菜も果物なども必要な量をその土地で賄っていた筈です。しかし、海運の発達や産業革命後の大量生産に対応するため、という先進国の身勝手な論理で、いわゆる植民地(プランテーション)をガンガン作って、商品作物化を拡大し続けたのでした。

コショウにしても、お茶にしても、ゴムや綿花にしても、それを直接口にして腹を満たす事は出来ない相談なので、先ずはそれらを市場で「換金」する事になります。市場には、相場というものがあって、価格は必ずしも安定的には推移しません。むしろ、投機を伴って乱高下を繰り返すのが常でしょう。結果として、資本家はますます富み続け、農地も労働力も豊富な国々は、先進国に搾取されながら、ますます貧乏で食糧状態もひどくなるという悪循環に陥るのです。現代においても、国際メジャー資本が、多くの途上国で、これとあまり変わらない状況を維持し続けていると想像しています。

これを根底から変えるのは、実は大変な努力を要するのは間違いないでしょう。何故なら、お金があって、それを買える国々の消費者は、商品作物に対して強い需要を抱えているので、すぐに状況を変える事は事実上できない相談だからです。しかし、いずれかの時期には、商品作物の作付面積(つまりは国際メジャー資本の権利)を徐々に制限しながら、食糧のための農地の割合を拡大し続けていくしかないのでしょう。もちろん、メジャー資本は、札束で彼の国々の政治家の頬を引っ叩きながらでも、その動きを阻止しようと画策する筈ですが・・・。いずれにしても、一気呵成は難しそうなので、国際的枠組みの中で長期的な目標を設定し、そこに向かって徐々に近づくしかないのでしょう。

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