« 3376 目標3 全ての人に健康と福祉をもたらす | トップページ | 3378 目標5 ジェンダー平等を実現する »

2017年12月21日 (木)

3377 目標4 質の高い教育の普及

教育とは、単に教室に人を詰め込んでの座学を行う事ではありません。もちろん、最低限の読み書きソロバンは、座学が最も効率的でしょう。問題は、その先です。その先にある教育とは、結局「問題解決能力」を高める教育だと思うのです。この能力さえ高めてやれば、もし学習者がある分野の問題に突き当たって、自分にその分野の知識が足りないと感じたとすれば、自然に自ら進んで学習を始めることでしょう。問題解決能力は、自分の経験に照らしても、たぶん小学校の高学年になれば、芽生え始める能力だと想像しています。この時期に、小さな問題を提示し、それを解決する手法なり手順を身に付けさえすれば、その能力は中学校で、さらには高校レベルで急速に伸張する可能性が髙いのです。

さて、その能力を高めるためには、単に学生を大学に送り込むだけでは全く不十分でしょう。この国で講義と言えば、大勢の教室で、一方的にTeaching/Learing型で行われるからです。投稿者としては、理想の教育とは、Education/Study型ではないか、と理解しているからです。前者と後者の違いは、前者が一方的で受け身の「教育」であるのに対し、後者は学ぶ側の意欲を刺激し、学び取る「学習」である点です。結果として、両者は質的に全く異なる人材を育ててしまうのです。

さて、後者の様な質の高い学習で人材が育成出来たとして、その成果は、まさに3373で述べた17の目標を達成するためにこそ役立てる必要があるでしょう。教育とは、単に教養を身に付け、社会生活に適用するためだけではなく、人類の「持続的な繁栄」にこそ役立てるべきだと思うからです。ここで重要なキーワードは「持続的」という部分です。歴史上ごく短い期間だけ反映した文明はいくつもあったのですが、それらが消えた原因は、まさにその文明のシステムが持続的ではなかったからであるのは自明です。それらの失敗学にも学び、では今の文明を更に持続させるために、何を為すべきか(あるいは為さざるべきか)を学び取る教育こそが、この目標にうたう「質の高い教育」でなければならないのでしょう。

|

« 3376 目標3 全ての人に健康と福祉をもたらす | トップページ | 3378 目標5 ジェンダー平等を実現する »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 3377 目標4 質の高い教育の普及:

« 3376 目標3 全ての人に健康と福祉をもたらす | トップページ | 3378 目標5 ジェンダー平等を実現する »