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2017年12月31日 (日)

3382 目標9 産業と技術革新の基盤をつくること

いわゆる産業革命とは、18世紀から19世紀にかけて、人力が機械力に置き替えられ、生産性が飛躍的に向上した時期を指しているのですが、エネルギー源という視点で見れば、石炭が石油という液体燃料に置き替えられた時期、更に言えば電力がモーターという装置で動力源が電力になった時期も、産業史的に見れば同じ程度に「革命的な」事件だったと思うのです。更に、そこにコンピュータ(現在はIoTとか呼ばれるが)という道具が加わって、電力エネルギーはまさに現代文明の申し子と言って良い程の不可欠な産業要素となったのですした。

さてこの上で、更なる技術革新とは一体何を指すのでしょうか。たまたま29日の晩に、Eテレで「人間ってなんだ」などという意味深な番組を観てしまいましたが、投稿者としては、あらゆる意味で未来学者である、RK―ツワイルの言葉には賛同できませんでした。彼の予測は、いわゆるシンギュラリティなどと呼ばれる、人間(の脳と)AIの融合で、やがてはAIが人間の脳を超克するなどというものですが、人間としては手足をバタつかせて暴れても、そんな事態にはならない様にもがくべきでしょう。

投稿者としては、そんな夢の様な「絵空事」ではなく、ここいらでエネルギー的に見ての更なる技術革新(革命)を起こす必要があるのだと思っています。その技術革命とは、いま世界の基盤や産業活動を支えている化石エネルギーを、いわゆる「再生可能型エネルギー(以下再エネ)」に切り替えていくものになると予測しています。社会のインフラとして電力網や鉄道網が整備されている国々では、欧州のいくつかの国々で成功しかけている様に、かなりの程度実現性があるでしょう。火力発電所や原発を、徐々に(又は急速に)数多くの風力発電や太陽光発電などに切り替えて行けばよいからです。しかし、その様なインフラが整っていない途上国では、基本的なエネルギーは石油に頼り、加えて輸送もやはり化石エネルギーに依存しているからです。再エネ源から、石油より安いコストでエネルギーを取り出し、かつそれが輸送インフラにも適用できる様にするのが、今後求められる「技術革新」の中心だと思うのです。

同時に、この技術革新には、少なくとも使用エネルギーが、現在の半分あるいは1/3で済む様な「省エネ技術」が含まれている必要がある事は自明です。

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