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2018年1月 4日 (木)

3384 目標11 住み続けられるまちづくり

これは、多くの社会で意外に軽視されがちなポイントです。人に年齢に応じたライフステージがある様に、街にもその様なものがありそうです。この国でも、高度成長期の産業構造の変化によって、ある時期に田舎から街へ大量の人口移動が生じ、街の郊外にいわゆるニュータウンや大規模団地が造られ、人々の住み処を提供してきた訳ですが、いまその団地は建物が老朽化し、住人の高齢化が極端に進んでしまいました。一方で、人口を送り出した田舎でも、家主の居なくなった家屋は放置され、朽ちるに任せている状況なのです。

結果として、高度成長期の産業や人の住み処の変化は、世紀単位の時間的経過の中では、決して「持続可能ではなかった」事が、いみじくも露呈してしまったと言えるのでしょう。急激な構造変化の下では、住宅も街も急造の「間に合わせ」となる事は仕方がなく、結果としてそれらは急速に「劣化」が進むのです。劣化した住宅は、最早人が住むには耐えられず、更地にするか、それが出来ない場合は、放置されるしかないのでしょう。一方で、頑丈に作られた田舎の住宅でさえ、十分なメンテナンスが為されなかった結果、構造が朽ちてしまい修復の限界を超えてしまうのです。

このブログでも、何度か構造がすこぶる頑丈な100年住宅を提案してきた様な気がしますが、構造だけは、大地震が来ても、水害に襲われてもビクともしない様に作って置けば、内装に手を加えるだけで、住み手のライフステージに応じて、住み続ける事が可能でしょう。地震が殆ど無いとはいえ、頑丈なヨーロッパのレンガや石造りの住宅が、数百年も存続し続けている所以です。コンクリート造も半世紀程度の寿命しかありませんので、地震や水害が多いこの国では、たぶん勘定で太い鉄骨造りが現実的なのかも知れませんが、ハウスビルダーには一層の工夫が求めらえるのは間違いありません。この国でも、人口は減少過程に差し掛かり、産業構造も落ち着いてきている事もあり、ここらでこの国の街(や村)のあり方も真剣に見直す必要があると思うのです。

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