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2018年3月14日 (水)

3410 やるなら水上機

3409の続きです。百歩譲って、技術的なブレークスルーがあって、安くて性能の良い空飛ぶ車が出来たと仮定しましょう。しかし流石に「空飛ぶ車」であっても、いきなり道路上から離陸は出来ないでしょうし、ましてや路上に着陸する事など危な過ぎて到底出来ない相談でしょう。結局、それを運用する段階では、郊外の田んぼを潰して飛行場を作る必要があるのです。どうしても空を飛ぶ事にあこがれる輩が集まるのであれば、そのパワーを空飛ぶ車に注ぐのではなく、むしろ水上機に向かうべきでしょう。海に囲まれた、島国であるこの国を含め、東南アジアの国々は島が多かったり、海に開けている筈です。水上機であれば、内湾や大きな川の河口など波が静かな水面も確保できるでしょう。当然の事ながら、水上機には飛行場などの大きなインフラは不要で、単に桟橋や岸壁があれば十分なのです。

これは、まさに島国や島しょ国或いは途上国の交通機関としてはうってつけの「足」だと言えるでしょう。加えて、水上機だと海上や水域だけを飛ばす事により、事故発生のリスクを最小限に抑える事も可能なのです。つまり、陸上に部品を落下させたり、或いは飛行機自身が墜落すれば、地上での「巻き添え事故」も起こるのでしょうが、飛行ルートが水上であれば、墜落時に乗員が助かる確率も上がりますし、巻き添え事故も殆ど起こらない筈だからです。

水上機の欠点は、フロートをぶら下げている結果、速度が遅いですし、燃費もそれほど良くない事です。しかし、その欠点を補って余りあるメリットも多いのですコストの掛かる飛行場は不要ですし、沿岸ルートを使えばハードランディングといった重大事故のリスクも無くなり、万が一の不時着水時でも、プカプカ浮いてさえいれば救難のための時間は十分取れるでしょう。水上機は近距離の旅客輸送手段としては、まさに最適なのです。どうしても飛行機をやるなら水上機しかないでしょう。

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