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2018年3月23日 (金)

3412 自動運転車事故

B国で、自動運転車による初めての人身(死亡)事故が起こった様です。公開された画像によれば、夜に自転車を押して横断していた人が、殆どスピードを落としていない自動運転車にはねられてしまった様に見えます。同時に、試験車に同乗していた人の映像も公開されましたが、人をはねてしまってから慌ててパニックに陥る様子が映っていました。これを見ると、自動運転車の実力は、まだまだこの程度なのか、と暗澹たる気持ちにさせられます。何を犠牲にしても、自動運転車による対歩行者や他車との事故は回避されるべきですが、今回の事故の映像は暗闇からぬっと出てきた歩行者を、機械(AI)は殆ど認識出来ていなかったとしか思えません。

同時に、AIに頼り切った同乗者はといえば、車が事故を起こすまで何も手を打てていない事も問題です。つまり自分がハンドルを握っている場合には、すぐにでもハンドル操作やブレーキ操作ができる様に常に準備状態にあるのでしょうが、単に自動運転のお手並みを拝見している立場に置かれると、人間の注意力レベルも最低になってしまっている様なのです。自分自身の事を考えても、連れ合いがハンドルを握っている車に乗る時には、最初の時間帯はつい「助手席でブレーキを踏んで?」しまう事も多いのですが、しばらく走って行くうちに諦めて居眠りしてしまったりすることを思い出しました。

兎に角、何がなんでも事故を起こしてしまっては、AIも自動運転も便利も何もあったものではないでしょう。自転車がふらついて車線に入って来ようが、子供が急に飛び出してしまおうが、AIは事前に危険を認識し、回避動作を起こさなければならないのです。もし、それが人が運転している場合には不可避な事故であったとしても、自動運転車のAIにはヒト以上の「安全意識」が求められているのは間違いないでしょう。試験の途中で、人命が失われたという事実は、開発のスピードをかなりの程度遅らせることになるのは致し方ないでしょう。人命は、全ての利便性に優先しなければならないからです。

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