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2018年4月 3日 (火)

3417 省エネ技術:今更ですが・・・

どんな団体かは知りませんが、D力広域的運営推進機関(OCCTO)の予測によれば、2021年にはこの国の予備電力率8%が確保できない状況になるのだとか。この報告が誰に向けてされたものかは承知していませんが、どうせ原発推進派が「再稼働やむなし」のムードを高めるために利用されるだろうことは容易に想像できます。その報告書を読んではいませんが、もしその結論が「もう一段の省エネが必要」となっているのであれば、OCCTOを評価する事は吝かではありませんが、そうでなく単に危機感を煽っているだけであるなら、きっと天下りの受け皿となる業界団体の一つに過ぎないのでしょう。

さて、投稿者は省エネ指導を仕事のカンバンに掲げていますので、上の報道に接して、ここで再度省エネの重要性に言及しない訳には行きません。省エネ(=ネガワット)の最大のメリットはと言えば、そのための投資が(殆ど)不要であるという点です。また、発電所を増設したり、再稼働のための安全設備の増設などを実行するためには、莫大な投資と工事期間が必要ですが、省エネは決断さえすれば、あまり役に立っていない照明や設備のスイッチをポンと切るだけで、瞬間的に実行可能なのです。

原発再稼働を回避するためには、先ずはピーク電力をカットする事が肝要です。発電所の規模や送電線の容量は、ピーク電力(たぶん夏場の晴天の日の昼下がりに発生)に合せて準備されますので、これをカットできれば、予備電力の余裕も生まれてこようと言うものでしょう。盛夏の電力ピークは、間違いなくガンガン使っている冷房機の電力消費によって生じていますから、それをカットするためには、いくつかの工夫や努力や少しの投資も欠かせないでしょう。冷房効果を上げるためには、建物の断熱や遮熱は必須です。建物の改修には大きな投資が必要ですが、遮熱シートや遮熱ペイントならば、メンテナンス費用の一部としてカウントできるでしょう。冷房機(エアコン)の冷媒にも工夫の余地があります。フロンより少ないパワーで圧縮できる炭化水素系の冷媒が普及すれば、それに入れ替えるだけで2-3割の省エネが実現できる筈なのです。蓄熱(蓄冷)も省エネやピークカットに効果の大きい技術でしょう。負荷が小さい時に、熱や冷気を蓄積しておき、必要な時間帯にそれを放出する訳です。たぶん続きます。

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