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2018年4月23日 (月)

3428 製品ジャンル2

この国のメーカーからも、かつていくつかのヒット商品が生まれました。一時的なブームで終わらなかった定番商品として頭にすぐ浮かぶのは、SニーのWォークマンやHンダのS-パーカブなどですが(もちろん他にもたくさんありますが・・・)、それらに共通するのは、いずれも新分野を切り開いたという点と、同時にそれらが人々の基本的ニーズに寄り沿っているという点でしょうか。人々が、音楽を気軽に聞ける環境が整った時、彼らは「音楽を持ち歩きたい」と言う欲求を強く待ちました。しかし、その時代録音メディアとして最もコスパが良かったのは、磁気テープ(カセットテープ)であり、それを前提とした時にそのカセットとほぼ同じサイズのS社のテープレコーダが爆発的に売れたのは当然の結果だったでしょう。

一方、生活が豊かになるにつれ、人々の移動する機会は増えるものの様です。先ずは、買い物や物流、ついでレジャーや旅行などでの移動です。この国では、鉄道の歴史は古いのですが、パーソナルレベルでミニマムの移動手段は、自転車⇒バイク⇒車と言う順番でニーズ=市場も拡大していったのでした。そこに、起業初期のHンダが目を付け、原動機付き自転車(モーペッド)と言うジャンルを切り開いたのでした。もちろん、モーペットはHンダの発明品ではありませんが、それを大衆化したという点では功績は大きいでしょう。もちろん、ライバルのY社やS社やK社との切磋琢磨があった事は、この国のバイク産業にとっては幸運だったことは間違いありませんが、Hンダはカブの形態に拘り、未だにモデルを継続している事は超ロングテール製品と言う意味合いで驚嘆すべき事実でしょう。

今後、どの様な新製品が生まれるかは予測しようもありませんが、いずれにしても人々の基本的な、しかし根強いニーズに軸足を置かない事には、一発で終わりの「花火製品」に終わる事は明白です。そのためには、人々の日々の「困り事」に着目する必要があるのは言うまでもありません。「あれば便利」レベルの製品は、すぐ飽きられる事は自明です。一度手にしたら、二度と手放せないレベルを狙うしかないのです。その意味で、背景に携帯電話やタッチパネルと言った、要素技術が成熟しつつあったとはいえ、スマホの発明者であるS.Jブスの新分野開拓のセンスこそ、全ての開発者のバイブルとすべきものでしょう。

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