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2018年5月 8日 (火)

3438 再エネ考6

再エネでもっともっと活用しなければ、と感じているものが「太陽光(熱)」です。極端に言ってしまえば、全ての再エネの起源は「太陽光」に還元できるからです。正確に言えば、潮汐エネルギーは引力の変化を利用していて、地熱は地球内部のマグマの余熱利用なのですが、バイオマスにしても、水力(雨や雪)にしても、或いは太陽光発電にしても、結局は太陽光の直接的・間接的な利用になるのです。太陽光のスぺクトルのスぺクトラム(分布)を眺めると、大気によって吸収されて歯抜けにはなっているものの、紫外光から赤外光まで、幅広く分布している事が分かります。

紫外光に近い帯域は、エネルギーが高い光なので、太陽光発電(PV)や或いは光化学反応(光合成もその代表です)に利用するのが得策です。一方で、赤外光に近い帯域は、エネルギーとしてのポテンシャルは低くはなりますが、帯域自体が広いので、植物や動物の体温を直接的に上げるエネルギー源として、不可欠な帯域の光でもあるのです。その意味で、私たち人間ももっと太陽熱利用をすべきであると提言しておきたいのです。人間は、他の哺乳動物同様、恒温動物ですから、衣服や住居によって、暑さや寒さから身を守る必要があるでしょう。現代は、文明を享受している国々では、いわゆる暖房器具やエアコンなどの機器を利用して、室温を快適な範囲内に保とうとするのです。

しかし、考えてみれば、冬でも晴れてさえいれば太陽熱を利用して暖房することができますし、真夏でも太陽熱を上手く利用すれば、除湿や冷房も十分可能(例えばデシカント冷房)なのです。現在の衣服や住宅に最も欠けているのは、せっかく暖めた(冷やした)空気の温度を維持する保温、保冷性能だと思っています。保温・保冷性能高ければ、必要なエネルギーは間欠的に使うだけで済みますが、低ければ室温を保つためにはエネルギーを使い続けなければならないからです。まとめて言えば、私たちの体温を維持しやすくするためには、太陽熱をもっと利用し、同時に衣服や住宅の断熱(遮熱)性能を格段に上げなけなければならないという事になるでしょうか。この項一旦終わります。

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