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2018年6月20日 (水)

3466 地震の予知

大きな地震が発生し、被害が起こるたびに地震の予知が取り沙汰されますが、投稿者の感覚では、残念ながら地震の余地は殆ど無理ではないかと感じています。物体の中に貯め込まれている応力(内部応力)を測定する方法はいくつか存在します。詳しい原理はさておいて、例えば、X線を使ってその回折によって内部の応力をかなり正確に推定する技術は存在します。これは、例えば金属サンプルなどでは有効ですが、例えば地盤でも応用できるかと言われれば、そんな技術はまだ開発されてはいません。

もし、仮に何らかの有効な方法が開発されて、地盤内に生じている歪なり内部応力が測定出来たにしても、ではその結果地盤が破砕し、何時断層がずれて地震になるかまでは、知る手段は無さそうなのです。というのも、地盤の種類によってそれが弱い応力でも破砕し断層がズレるのか、あるいは地盤が強固でなかなか破砕しないのか、それを評価する基準がないからです。しかも、地震を起こす断層のズレは、ゆっくり進むのではなく、突然かつ急激に起こるのです。

これでは、いくら神様でも地震の発生を前もって「お告げする」ことは到底無理と言うものです。加えて、この国の地盤は、大陸プレートの移動による大きなズレ(構造線と呼ばれます)に加えて、数十キロに及ぶ長い断層や数キロ程度の短い断層が複雑に入り混じっている事もあり、熊本や今回の大阪北部地震の様なローカルな地震の予知など、科学者が束になって掛かっても無理だと言うしかありません。

結局、この国に住む限り、地震には比較的高い頻度で(具体的には一生の内では数回)遭遇するものだ、という前提で日頃から心構えをしておくしか方法は無さそうです。いわゆる、防災や減災と言った考え方ですが、それにしても3464にも書いた様に、都市への人口集中は、その意味からも早急に解消すべき重い課題である事は間違いないでしょう。

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