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2018年6月21日 (木)

3467 観光立国?

今回の大阪エリアでの直下型地震は、この国のあり方にまたまた多くの課題を突き付けた様な気がします。公共交通機関のマヒは、都市機能を完全に殺してしまったのです。新幹線、JR線、私鉄・地下鉄が動かなくなると、人も全く動けなくなります。高速道から一般道に降りた車で、道路は1ミリも動かないデッドロック状態に陥り、当然の事ながら事故対応の緊急自動車も動けなくなってしまう負の連鎖が起こるのです。

しかし、もし半数の人々が自転車で通勤したり移動していたとすればどうでしょう。自転車にデッドロックは無いでしょうし、最悪の場合は車の渋滞の間を縫って押してでも動けるでしょう。鉄道やエレベータなどの保守担当者も車ではなく、日頃から自転車を使う準備をしていれば、初期出動もスムースに運べたはずなのです。

その中で、地震に慣れていない外国人観光客の右往左往ぶりも報道されましたが、たぶん日本人の何倍ものひどいパニック状態に陥った事でしょう。お国も、ホテルの数が足りなくなって、民間アパートまで動員しなければならない程、外国からの観光客を急激に増やす政策ばかりに奔走せず、彼らの安全対策にも予算を割き、対策を打つべきでしょう。

対策にはすぐできるものと、時間が掛かるものがあります。考えてみると、電気や動力を使った「文明の利器」ほど災害に弱く、人力を使った原始的なものほどイザという時には役立つと結論できそうです。通勤する人々や観光客を、電車やバスやタクシーにばかり導かず、もっと自転車や歩きを推奨すべきだと思うのです。それよりなにより、受入れ態勢もロクに出来てもいないにも関わらず、観光客は何千万人来日したとかの「数字だけ」に一喜一憂すべきではないのです。観光立国とは、政府が誘導して無理に作り出すべき状況では決してなく、一度来日した人達から口コミでジワジワと拡大すべき「緩やかなブーム」である筈なのです。もちろん、彼らの安全対策やましてや宿不足問題は、事前に手を打つべき事柄である事は論を待ちません。観光立国を目指すこの国は、狭小な国土しか持たない災害大国でもある訳です。

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