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2018年6月22日 (金)

3468 非電化製品

表題の非電化を標榜する工房もある様ですが、3468に関連して、災害に強い非電化製品について考えてみる事にします。非電化ですから、電力は基本的には使わないという前提です。もちろん、小さな風力や水力や太陽光などを使って、化石燃料を使わずに便宜的に使う小電力は除外する事にしましょう。ですから、利用できるものとしては、人力を主体として、太陽光、太陽熱、小水力、小風力、地中熱、場合によっては畜力などなどですが、どこかの駅でも実験された様に、人々が歩く際の振動もエネルギー源にはなる様です。

さてそれらを利用した製品ですが、まだ少ないですがいくつかは既に実用化され製品として流通しています。代表的なものは「自転車」です。これは、ドライバー自身が足を動かして動力を生み出し、移動の動力とするもので、既に究極の形状や機能に近づいていると思われます。少し別の例ですが、体温で駆動する腕時計も非電化製品に分類しても良いでしょう。体温と外気の僅かな温度差を利用する熱起電力で省エネ型に設計された時計のムーブメントを駆動するものです。ハイテクを使ったややこしい製品を想像しなくとも、投稿者が子供の頃は、電力や内燃機関を使った動力源は限定的にしか使えなかったので、身の周りは非電化製品だらけだったのです。

例えば、モノの移動にはリヤカーが活躍していました。市内のちょっとした引っ越しなどは、リヤカーで済ましていたものです。製品の運搬にも大活躍していました。少し距離が遠い場合には、頑丈な自転車の後ろにリヤカーをけん引して使っていたものです。その頃の暖房器具はと言えば、専ら炭火による火鉢か薪ストーブでしたので、リヤカーを使った燃料の運搬は重要な冬支度の一つでした。冬には、箱ぞりも活躍しました。近隣の農家は、冬には雪の下に貯蔵してあった野菜などを箱ぞりに載せて、町の中心で開かれる市場に運んできたのでした。そう言えば、雪の下(雪室)に貯蔵するのは、非電化冷蔵庫であるとも言えそうです。

未だに捨てられずに納戸に納まっている非電化製品に「タイプライター」があります。これこそ、人力だけを使って動かす「人力ワープロ」であり、非電化製品の代表例でしょう。もちろん、専門家は当時でも電動タイプライターを使ってはいましたが・・・。

非電化製品は、懐かしいモノ達ではありますが、実は新しい製品でもあり得ます。つまり、化石燃料(電力)を消費しないで、少しだけ便利な機能を手にする、環境に優しい製品だからです。病気の時以外は何時でも使える人力や晴れれば誰にでも利用可能な太陽光や、田舎ではそれなりに手に入る薪やバイオマスといった再生可能なエネルギー源を、必要最小限の形で、工夫の積み重ねで徹底的に効率を高めて利用するのが「最先端の非電化製品」だと言えるでしょう。

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