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2018年7月 3日 (火)

3471 えー、空飛ぶ車

何度も書きますが、このブログは批判をしない事をモットーに書き連ねているつもりです。しかしながら、昨日報道された、政府が(でも本当は誰が?)決めた、空飛ぶ車の開発には強い待ったを掛けたいのです。ドローン程度の目方の飛行物体ならば、最悪でもドローン自体と積載物の物損程度、運が悪ければ地上に居た人やモノが巻き添えを食らう恐れが出る程度でしょう。

しかしながら、人が乗って飛ぶ機体ともなれば、搭乗する人の体重を持ち上げるために、最低でもその数倍は必要でしょう。重量当たりのエネルギー密度が最大のものは、化石燃料なのでしょうが、それをバッテリーでカバーするとなると、さらに重くなりそうです。例えば、離陸重量を500㎏と仮定して考えても、事故が起こると高度100mほどからこんな重量物が「降って」来るわけですから、利便を重視し過ぎた乗客には生存を諦めて貰うにしても、地上で巻き添えを食った人は、まさに青天の霹靂となるでしょう。

便利なモノを発明し、実用化しようと考える人達には、実は回りがあまり見えていない事が多いのです。特に、利便と背中合わせのリスク(事故)には関心が低い様なのです。車を発明したダイムラーやその大量生産を進めたフォードには、交通事故などと言うリスクは殆ど見えて居なかった筈です。どんな機械でも、使っている内に必ず故障し、最後は動かなくなってスクラップになるのです。空飛ぶ車だって、おろしたてでピカピカの内は故障も事故も少ないのでしょうが、2年、3年と使い込む内に、あちらこちらで劣化が起こり、重大な故障は、間違いなく墜落につながるのです。

日々運行されている旅客機が、一体どれほど頻繁に点検や整備が行われているかを考えれば、空飛ぶ車の運用が如何に煩雑になるか想像できるというものです。車の事故は、暴走や停止程度で済みますが、空飛ぶ車の場合は、たぶんギリギリで設計される筈の揚力が足りなくなったり、ローターが停止した場合には間違いなく「車」は、100m程度の高さから落下するのです。もちろん、この高さからパラシュートを広げるにしても、落下する時間は数秒しかないわけで、開傘する前に地上に叩きつけられる事はまず間違いないでしょう。この開発を決めた人達は、物事を全く知らないか、或いは技術を盲信する無謀な輩であると決めつけるしかありません。

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