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2018年11月 5日 (月)

3520 小さく生んで・・・

企業にせよ、自治体にせよ、事業拡大や地域の活性化のために、何かしらの新規事業を模索している事でしょう。しかし、多くの場合、次のようなジレンマに悩んでいると想像されます。つまり、新たな事業を起こすのは喫緊の課題ではあるが、いざ実行に当たっては、新規投資や人材の手当てに不安があり、最初の一歩が踏み出せない。と言うものです。

しかし、考えてみれば大きなヒット商品や事業展開の成功例にしても、最初から大成功をおさめた訳ではないでしょう。最初の一歩は、それぞれささやかなものだった筈なのです。「小さく生んで大きく育てる」という言葉がありますが、この言葉こそビジネスの神髄を言い当てている様な気がするのです。つまり、初期の設備投資や人材の投資は最小限に抑えながら、先ずはスケールダウンしたビジネスモデルを作ってみるのです。自社に設備が無ければ、どこかの公設試や試作企業の設備を借りれば良いでしょう。人材が足りないのであれば、先ずは半日単位で今の業務から解放し、数人のグループからなる「ミニプロジェクトチーム」を作れば良いのです。ただし、それは上意下達ではダメで、あくまでもプロジェクトチームメンバーの熱い思いが無ければならないでしょう。

プロジェクトの大きさに応じて半年とか、1年(或いは数年)とかの年限を決め、ささやかでも予算を付けて、明確な行程(マイルストーン)を決めて、新たな製品なり事業を形にする訳です。もちろん、その事業の方向性の筋が良いかどうかは、経営者として確かな目利きが必要である事は間違いありません。その際のキーワードは単純です。それは、その新製品なり新規事業が果たして「持続可能性が髙いか否か」というものです。石油が無くなっても、電気料金がバカ高くなっても、海外から食糧や物資が潤沢に輸入できなくなっても、どんな時代になっても、根強い需要が期待できなければならないのです。これは、単純ですが非常に強力なフィルターであるとも言えるでしょう。このフィルターを通過できる新商品や新ビジネスは、最初は小さく始めても、非常に大きなものに成長する事は間違いないでしょう

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