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2018年11月14日 (水)

3523 SDGs1:貧困を無くそう

今回から、たぶん17回に亘って、SDGs(持続可能な開発ゴール)に示される「各ゴール」について、では我々市民レベルでは何が出来そうか、考えてみたいと思っています。初回は貧困問題です。貧困は、たぶん個人財産や通貨等の「富」の概念が出来て以降、つまりは有史以降常に存在した社会問題だったと想像しています。つまり、貯め込む事が可能な「富」がある限り、それをより多く持っている金持ちグループと、殆ど持たない(持てない)いわゆる貧乏なグループが生まれてしまう訳です。理想を求めて例えば共産主義などという仕組みも試行されましたが、結局は一極集中は腐敗を生み、一部の特権階級とその他大勢の一般市民階級を生み出してしまっただけでした。国営工場や集団農場を作り、人々は配給を受けては居ましたが、慢性的なモノ不足から結局は皆慢性的な渇望感に苛まれていた事でしょう。

一方で、高い税金を徴収する代わりに、国民皆が高い教育や福祉水準を享受できる仕組みを指向した、例えば北欧の諸国の社会制度が生まれました。こちらは、それなりに上手く機能はしているとは思いますが、結局これらの国々が高い生活水準を維持していくためには、途上国などとの貿易で、「富」を稼ぎ出さなければならない筈なのです。つまり、全世界の国々やそこに住む人々が、全て北欧の様な水準の生活など送れる筈もないのです。どう考えても、地球の資源の限界や、温暖化を含めた環境悪化がそれを許さないでしょう。

ではどうするかですが、結局は夫々の国が、それぞれのレベルで可能な限り平等な水準で生活を送れる様な仕組みが必要だと思うのです。それは、たぶんこれまでどの社会システムでも、イデオロギーでも達成できなかった仕組みになるでしょうから、皆で知恵を絞って考えるしかないでしょう。少なくとも、先進国は途上国で産出する農産物や資源を安く買い叩く行為は止めにしなければなりません。それと、人口の都市集中が、富の格差の元凶である事は間違いないでしょうから、既に都市に生じているスラムを解消し、田舎での「通貨にあまり頼らない」仕組みの中で、人々が安寧に暮らせるモデルケースを実験してみる必要はあります。南ドイツでその様な実験を行っているレッテンバッハ村は、投稿者が知る限りその一つではありますが、先ずはその様ないくつかの例を真似て、実験してみる価値は十分にありそうです。この村では、村が発行する地域通貨が流通しており、それを介して(又は物々交換で)村内のモノを取引出来る様にしていますから、お金(ユーロ)を持たない人でも不自由なく暮らせるのです。ここでのキーワードは、人口の地方分散と通貨の要らない(物々交換)取引の拡大という事になるでしょうか。先ずは、自分が持っているモノと他の人のモノを交換する事から始めましょうか。

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