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2018年11月15日 (木)

3524 SDGs2:飢餓をゼロに

今地球上に実際に飢餓状態にある人々は一体どれくらいいるのでしょうか。地域に定住している人達は、たぶん旱魃などの天候不順があれば短期的には飢餓に陥る事もあるのでしょうし、自分たちの土地を追われたいわゆる難民は、国連やNGOなどからの継続的な食糧支援を受けざるを得ないのでしょう。何は無くとも、私たちが生きていくためには、継続的に農業を営み、食糧を得るための最低限の土地が必要なのです。仮に、1反(300坪=約1000㎡=0.1ha)の土地があるとして、人一人が飢えずに暮らせるのでしょうか。この国には、400haの程の作付されている農地があって、食糧自給率は40%弱ですから、国内だけで自給しようとした場合、今の2.5倍の農地が必要と言う計算になります。その面積を、単純に人口で割り戻せば0.83haになりますから、1反程度の土地ではとても足りないという計算になってしまいます。

つまりは、この国はどこかの国の土地で食糧を作って貰い、それをお金で買ってどうにか生きて行っている国だとも言えるでしょう。加えて、私たちは肉を食します。牛肉を1㎏得るためには、たぶん10㎏の穀物を必要としますので、その穀物を直接食糧にする場合に比べて単純に計算すれば、約10倍の農地面積を必要とするでしょう。つまり、肉食は間接的には何処かの国の、飢餓状態にある人達の食糧を奪っているとも言えるのです。

私たちが日常で出来る事はと言えば、狭くても庭やベランダで野菜を作り、肉食を週一程度に抑え、タンパク質は豆や魚で得る努力をする程度しかないのかも知れませんが、少なくとも単に安いというだけの理由で、海外の農地を使って得られた農産物を可能な限り買わない様にする程度の「心掛け」だけは無くすべきではないでしょう。同様に、いわゆる「商品作物」、例えば油ヤシやココア、コーヒーなど、本来は食糧を作っていた畑を潰して、国際商品として取引される作物の購入にはやはり敏感になる必要がありそうです。チョコレート1枚分のココアパウダーを得るために、その国では一体どの程度の食糧農産物を諦めているのかを考えてみるべきなのです。飢餓ゼロの第一歩は、飽食の対極の行動にこそあるのです。

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