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2018年11月25日 (日)

3530 SDGs8:働き甲斐も経済成長も

残念ながら、働き甲斐と経済成長を両立するのは無理だと投稿者は感じています。何故なら、経済成長は間違いなく地球環境を悪化させる事が明らかだからです。この地球の富の殆どは、地下から資源を掘り出す事によって増加してきました。鉄などの鉱物、石炭・石油や天然ガスを掘り出す毎にそれに代価を支払う人(国)があって、GDPとして計上される訳です。それらの資源を使って作った工業製品が更に付加価値を積み上げて、工業国のGDPの元になっているという構図になっているのです。

従って、経済成長を促す事は、今より急なピッチで地下資源を掘り出す事の背中を押す事につながるのです。もちろん、経済成長の基盤を再生可能型資源やエネルギーに置けば良いのでは、という議論に持ち込もうとする人も要るのでしょう。しかし、現在の規模のエネルギー消費や工業生産を、再生可能型の資源だけで賄えると本気で思っている識者は存在しない筈なのです。何故なら、例えばバイオマスエネルギーを得るために、世界中の樹木を伐採しても、化石燃料の消費量には届かないでしょうし、もしそうしたにしても、全く持続可能ではない事は明らかでしょう。

その前提に立つと、私たちが指向しなければならない社会は、結局経済規模を徐々に縮小しながら、しかし人々の生活の質や働き甲斐を高める事しか考えられないのです。そのために考えるべきは、スモールビジネスでしょうか。大企業による、大量生産・大量消費の時代は間違いなく過ぎようとしていると思うのです。そうではなくて、個々の人々が日々の糧を得るために、小さな規模で事業を営み、しかし生き甲斐を感じながら暮らす仕組みは、知恵を絞れば実現できる筈なのです。それらのビジネスは、原料やエネルギーを地産地消に頼り、大規模な工場設備ではなく、道具や人力にベースを置くものになる筈です。一人当たりの「見かけ上」の生産性は低下し。GDPも下がるのは間違いないでしょう。しかし、人々の働き甲斐は飛躍的に向上する事は疑いないところでしょう。SDGs8個めのゴールは、経済成長は諦めて、生き甲斐の向上にこそ集中すべきだと思うのです。

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