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2018年12月10日 (月)

3534 SDGs12:つくる責任 つかう責任

SDGsのこの表題の「ココロ」は、あくまでも「持続可能性を高める事」にあります。従って、ここでのつくる側とつかう側の責任もその点にフォーカスを置くべきなのです。

先ずつくる側ですが、先ずはその製品の原料が持続可能なものである必要があります。例えば、プラスチック原料であるナフサ(石油)は、地下から汲み出せばやがて枯渇する資源であり、またその廃棄物処理でプラスチックを燃やせば、多量のCO2を出す訳で、決して持続可能性が髙いとは言えません。また、違法に投棄されたプラスチックは、やがてマイクロプラスチックスとなり、環境や野生動物の体内に入って彼らを汚染する事にもつながります。従って、もし飲料容器にPETを使いたいのであれば、厚手のビンを作って20回程度再使用すると共に、用済みになった際も完全に回収してPETに戻す完全なマテリアルリサイクルシステムを作らなければならないでしょう。それがつくる側の責任でもあり、当然の事ながらつかう側もその費用負担を引き受けなければならないのです。もちろん、全ての製品やその容器・包装の原料やリサイクル方法に関して明示し、消費者が環境に配慮した行動が出来る様にしておく必要もあるでしょう。

一方で、使う側も単に安くて便利であることを求めるのではなく、環境への配慮もコストの一部であるとの認識が浸透させなくてはなりません。例えば、再使用を前提としたガラス瓶を多用していた時代には、一升瓶やビール瓶、或いは牛乳瓶と言った容器が、ほぼ100%回収されて再使用されていた筈です。回収率を上げるために、商品は瓶代を上乗せした金額で売られ、瓶を返却した際には少額の瓶代が返却されていたものでした。(デポジット制度)同じことが、PETボトルでも出来ない筈はないでしょう。自動販売機の隣に、自動瓶回収機を置けば済むのです。PET瓶は回収され、洗浄滅菌され、外側のプラスチックフィルムのみ剥がされ新たな商品に使われる容器となる訳です。そのためには、先ずはPETボトルの規格を統一する必要がありますが、この国の行政はこんな面倒な事が大嫌いの様で、規格化については全く手つかず状態だと想像しています。欧州では10年以上前から統一規格を作っていたと言うのに、です。つくる側もつかう側も果たすべきその責任に関しては、「死んだふりをしている」としか見えないのです。残念ながら。

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