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2018年12月12日 (水)

3535 SDGs13:気候変動に具体的な対策を

言葉では短いですが、17個のゴールの中では最も重たいテーマでもあります。なにしろ、これほど多数の人類の利害が絡むテーマは、地域紛争などを除けば他に見当たらないからです。石油資源やその利権の恩恵に与れるいわゆる産油国や先進国では、温暖化に関わるCO2排出抑制に真面目に取り組んでいる様で、実は過去に湯水の様に使ってきた犯人でもあります。もちろん産油国はオイルマネーを使って、この世の春を謳歌してきた事でしょう。化石燃料は、いわば20世紀を通じての「基軸通貨」でもあったということで、21世紀に入っても状況にそれほど変化は起きていないのです。

一方で、この恩恵に殆ど縁が無い、非産油国で且つ他の資源産出の少ない、貧しい国々では、出来ればこれから経済成長を果たして、エネルギーをもっと潤沢に使いたいと考えているのは間違いないでしょう。なにしろ彼らは、目の前であるいはメディアを通じて、化石燃料を潤沢に使う先進国の状況を見ている訳で、自分達もそんな生活するスタイルを真似したいと考えるのも当然でしょう。

基軸通貨としての化石燃料、取り分け石油が地域的に極端に偏在しているのは、20世紀を通じての人類の不幸でした。この事が、地域紛争や世界大戦などの争い事の背景に存在し続けたからです。しかし、太陽光は逆に貧しい国々にも等しく、むしろ手厚く降り注いでいます。太陽光は、太陽熱やあるいは植物を育てるエネルギー源ともなっている訳で、太陽光、太陽熱、バイオマス、風力や波力などの太陽をエネルギー源とする多様な再生可能型エネルギーの割合を増やす事は、石油資源の偏在やその利権によって生じた、いわゆる「南北差」を縮小する事に寄与するのは間違いないでしょう。先進国は、そのための技術開発し、途上国への技術・資金支援を積極的に行うべきでしょうし、その結果としてCO2発生量の抑制につながるでしょう。

しかし、これが気候変動の速度をやや弱める事につながるにしても、解決策でないのは悲しい事実でもあります。つまりは、地球は今、温暖化や気候変動に関する限り、赤熱しており、小手先の対策では正に「焼け石に水」状態なのです。結局、人類は自ら排出した温暖化効果ガスで、苦しくなって多くの犠牲者が出るまで、まるで常習性のあるドラッグの様に、化石燃料を燃やし続ける様に見えます。残念ですが・・・。

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