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2018年12月14日 (金)

3536 SDGs14:海の豊かさを守ろう

これは、非常に重要なターゲットである事は間違いないでしょう。日本近海で沖縄などよりはかなり緯度が高い地域でも、温暖化の影響で海水温が上昇した結果、魚の住み処である藻場が消え、暖かい海の生き物であるサンゴが進出してきている様なのです。海の豊かさは、山の豊かな森林、取り分け照葉樹林から流れ出る栄養分(フルボ酸、フミン質やミネラルなど)によってプランクトンが増え、結果として小魚やそれを捕食する回遊魚も増える連鎖がある訳です。中でも、海のジャングルとも呼ばれる豊かな藻場は、まさに魚や海藻をエサとする海洋生物の揺り篭なのです。

海中に、例えば屑鉄などを沈めておくと、やがて溶出する鉄分の効果もあり、やがてそこは藻場となり、漁礁となる事は、沈没船の海中写真などを見ても明らかでしょう。しかし、それも海水温が限度以下である事が最低条件となるのです。つまり、海の豊かさを守るには、先ずは地球温暖化を防止する事が先決で、結果としてまたSDG13の気候変動の防止≒温暖化防止ターゲットの話に戻り、出口の見えない堂々巡りに陥る事になるのです。

もう一つ、海の豊かさを大きく毀損するするものとして、いわゆるマイクロプラスチックスがあります。投稿者は、東北の日本海側の町に住んでいますがそこには長い砂浜が続いていて、たまに散歩をすると信じられない量と種類の漂着物が打ち寄せているのです。その多くは、PETボトルなどの容器類である事は多分想像通りでしょう。容器には空気が入っているので、当然浮いており、大陸側で投棄されれば海流や季節風によって、日本海側の海岸に流れ着く事になるでしょう。しかし、想像してみなければならないのは、漂着物よりずっと多い筈の壊れたプラスチック製品の行方なのです。海岸線は砂浜ばかりではなく、岩礁が続く海岸では、波で岩に打ち付けられた容器は壊れ、破片となって海中を漂う事になるのです。その量は、漂着量より一桁も二桁も多い筈なのです。プラスチックスは、いわゆる毒物ではないにしても、海洋生物に取り込まれ、体内濃縮されて、やがてそれを人間が摂食するでしょう。プラスチックスを構成する高分子は消化されないにしても、含まれる可塑剤などは緩効性の有害物であるとも言えるのです。海は、地球上で最も低い場所であるが故に、陸で投棄された有害物は、全て海に流れ下って、蓄積を続ける事になるのです。残念ながら。

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