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2019年1月 7日 (月)

3543 来たるべき時代の社会2

地下資源と言えば、やはり化石燃料(石炭・石油・LNG)が圧倒的にその量が多いでしょう。なにしろ、それらの多くは、発電所や車や工場や家庭で燃やして熱エネルギーに変えてしまう訳ですから、いくら掘り出しても十分という事はないのです。つまり、地下から消費先までの化石燃料の「流れ」が出来ていて、その流れは信じられないくらい速いのです。その流れは、原油やLNGの様に実際のパイプラインが敷設されていて、その中を流れる場合もあり、残りは列車やLNG船や石炭運搬船で運ばれています。

それらの流れは、景気の善し悪しや価格の変動によって、僅かに増減する事はあっても、流れが社会システムの中に完全に組み込まれてしまっている以上、大きな変動は生じないのです。しかし、来たるべき社会ではその流れを兎にも角にも「絞る」必要があると思うのです。何故なら、化石燃料こそ掘り出す一方であり、「再生不可能な資源」の代表であるからです。それらの資源は、使えば使うだけ減少し、可採期間も比例して短くなるのです。同時に価格は、うなぎのぼりに上昇するでしょう。想像ですが、供給が需要を10%も下回れば、価格は倍に跳ね上がっても不思議ではありません。実際、前のオイルショック時は石油価格が2倍になったではありませんか。現代は、先物取引の仕組みが出来上がっており、あの時ほどの価格の激変は無いにしても、その抑制効果も長くは続かないでしょう。

化石燃料の流れを絞るのは、太陽光をエネルギー源とした「再生可能エネルギー」である事は論を待ちません。再エネが使いづらいのは、その出力が大きく変動する事でしょう。太陽光発電は、晴れの日の日中しか機能しませんし、風力発電は風任せ、水力発電だって渇水期の夏には出力が低下するでしょう。真に必要な社会インフラは、エネルギーを貯め込む仕掛けだと断言できます。昼間電力を蓄え、夜間に放出する蓄電システムは、太陽光発電には欠かせないシステムでしょうし、風力発電にも同様な事情があります。その際組み合わせとして良さそうなのは、水力発電所との組合せ、即ち揚水発電でしょう。上流ダムと下流ダムを接近させて設置するなどの工夫は必要ですが、かなり大きな電力を蓄える事が可能となるでしょう。ここでの来たるべき時代のK/Wは、「蓄エネルギー」になるでしょうか。熱エネルギーの貯蔵については稿を改めます。

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