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2019年2月19日 (火)

3557 統計のウソ

ラジオから流れてくる、聞くともなく聞いている統計国会で、答弁する側の歯切れが悪いのは、統計というものはそもそもウソをつく道具である事から来るものだと見ています。統計でウソをつくのは簡単です。先ずはサンプリングのウソです。悉皆調査には、非常な手間暇が掛かるので、通常はサンプリングでデータを集めます。この際、「都合の良い集団」のデータを集めれば、統計データを良くしたいと目論む輩には、都合の良い結果が期待できるでしょう。逆の結果が欲しければ、サンプリング集団を変えるだけで、操作が可能です。

一方で、サンプリングデータを集計・分析する論理(ロジック)にも注目すべきでしょう。つまり統計は、あくまで推計であり事実ではない訳ですから、結論を出すためには何らかの数字の操作が必要です。多くの場合は、データ処理のためのロジックに基づいた論理式を使って分析結果を導くのですが、そこに何らかの「係数」を持ち込めば、論理式で導かれる結果もかなりの程度操作が可能となる事でしょう。

この他、統計には内挿や外挿といった様な、過去データからの推計値も使われるので、統計データを使えば統計の専門家でもない庶民をだますのは、赤子の手をひねる様なものでしょう。残念ながら、統計データの公開に当たっては詳しいサンプリング集団や推計式がガラス張りに公開される事は殆ど無く、役所の密室の中でしかそれを確認する事は出来ません。つまり、庶民は統計の結果を鵜呑みにするしかないのです。統計結果に接する時には、眉に唾をべったり塗って掛かる必要があるでしょう。今日は短く。

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