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2019年3月 1日 (金)

3561 取引

B国とNK国の話し合いが物別れに終わった様です。B国のリーダーは、取引の専門家の様ですが、そもそも取引とは何なのか、彼はあまりご存知ではなさそうです。取引とは、価値と価値との「等価交換」を指す言葉です。彼がこれまで磨いてきたのは、たぶん不動産価値とお金の交換などが主なものだったでしょうから、その駆け引きには熟達していたかも知れません。つまり、取引で得た価値の多くは、その後値上がりしたのでしょうから、その結果彼は億万長者になれたわけです。しかし、国際交渉に当たっても、取引が成立する条件はやはり「等価交換」ですから、何処から見ても交換する価値がほぼ同じである事が求めらます。事前の話し合い(Negotiation)は、交換する価値が等価であるかどうかの確認の詰めなのですが、モノとお金の交換ならまだしも、安全保障と人道支援などと言う、見えないものと見えるモノとの交換などは、普通に考えても容易である筈はないのです。

さて、当事者同士の話し合いがつかないのであれば、仲介者(Mediator)を間に立てるのが得策でしょう。勿論その仲介者は、両者に全く利害を持たない人(国)である必要があります。その意味で、この国やC国はその任には適さないでしょう。利害がある場合には、公平な価値判断を邪魔するからです。さて、安全の価値と例えば人道援助額と言った価値は比較できるのでしょうか。安全保障にはコストが掛かります。もし、仮想敵国などが全く無いのであれば、防衛費はゼロに出来る筈です。必要なのは、災害時の緊急出動程度でしょうから、名前さえ今のJ衛隊ではなく、災害救助隊などに変えた方が良いでしょう。その安全のためのコストと経済援助額を考えれば、当然後者が小さいのは自明でしょう。高価な武器に比べれば、食糧や生活物資などの価値など著しく低いからです。

国々の間を忙しく動き回り、互いの緊張感を解く人物や国の存在が、今ほど求められている時代は無いでしょう。北の国は、絶対に迎撃出来ないミサイルを開発していると宣言していますし、中東やアジアでは、戦闘もどきも頻発しています。C国の覇権は、近隣諸国を脅かしていますし、B国は最早世界の警察官の役割を放棄しています。真のノーベル平和賞に値するのは、この様な緊張を解くための知恵と交渉力を持った人や国や団体の筈なのです。悲惨な被爆に見舞われ惨めな敗戦を経験し加えて近年の震災や原発事故まで経験した、この国こそ永世中立を宣言し、世界のMediatorになる資格を全て持っていたにも関わらず、その意味での戦後の向かうべき方向を間違えたと言うしかありません。なにしろ諸外国から「B国の金魚のフン」に喩えられる様な国になってしまった訳ですから・・・。喩えがあまりに適切過ぎて笑うに笑えません。

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